“破壊王子”橋本Jr、約束の『IWGP奪還』を胸に=橋本大地単独インタビュー
7.3「破壊王7回忌特別興行:プロレスラー」での“帝王”高山とのシングルマッチを前に、“破壊王子”橋本大地に単独インタビュー。現在の心境などを語ってもらった 【スポーツナビ】
今年3月6日、父と同じ闘魂三銃士である“黒のカリスマ”蝶野正洋とのシングルマッチでデビューし、もうすぐプロレスラーとして4カ月が過ぎる大地。今回は「生前に高山vs橋本というシングルマッチをやりたかった」という理由で、帝王自らが息子である大地に対戦を要求。そして、橋本真也さんの7回忌特別興行で実現するにいたった。
今回スポーツナビでは、大会を目前にした橋本大地選手に独占インタビュー。帝王・高山との一戦を前に何を思うか? そして、デビューからの戦いを振り返ってもらい、今後の目標などについて語ってもらった。
相手は意識せず「蹴って蹴って蹴りまくるだけ」
デビューから4カ月が経とうとしているが、強敵との戦いを前にも平常心で「いつも通り、蹴って蹴って蹴りまくる」と話す 【スポーツナビ】
大地:普通です。そんなに意識はしていません。思うところがあるとすれば、父の7回忌記念大会なので、負けられないと思っています。
――相手が高山選手となりますが、意識するところはないのですか?
大地:うーん……、父親と戦うことができなかったので、僕と戦うことになったのですが……。それは父親と高山さんの間のことであって。
父親は関係ないとは言い切れないですけど、僕は僕のプロレス人生。僕はデビューして4カ月なので、まだ交わっている人が全然少なく、あまりそういうのは考えていません。
――今までに高山選手の試合を見たことは?
大地:一番近くでみたのは3.6両国大会での大谷(晋二郎)さんとのシングルマッチです。
――その時の印象は?
大地:体の大きさやスタイルが佐藤耕平さんに似たタイプの選手だなと思いました。
――体の大きな選手との試合は、3.27靖国大会で“皇帝”ビッグバン・ベイダー選手と、6.14後楽園大会では第64代横綱・曙選手と対戦していますが、体の大きな選手と戦う怖さなどはないですか?
大地:みなさん大きかったですけど、僕は特別意識していません。耕平さんとも何度もやってますし。高山さんが相手でも、いつも通り、蹴って蹴って蹴りまくるだけです。
ドラゲー王者・望月との試合で進化を実感
自分の進化を一番感じた試合と話すドラゲー王者・望月とのシングルマッチ。蹴りを得意とするもの同士のバチバチした戦いがお好み!? 【t.SAKUMA】
大地:実際、前進したところも、後退したところもあります。良いところは増えて、悪いところも分かってきました。
僕が確実に進化を感じたのは4月の北海道シリーズ。それと、そのあと1カ月続いたチャリティイベント。それで、一番進化を感じたのが5月23日の後楽園大会で望月(成晃=ドラゴンゲート)さんとの戦いですね。
――どんな部分で進化を感じたのでしょうか?
大地:僕も蹴りを使う選手なので、いろいろ勉強させてもらいました。望月さんとやった時、すごい蹴りの読み合いになりました。それが初めての後楽園での試合だったということもあるのですが、自分で集中していることが分かったので、ここで、変わったかなと思います。試合時間で言うと、デビュー戦が13分(38秒)ですけど、14分(51秒)に伸びていますね。
――体力的にも成長している?
大地:どうですかね? 2戦目の武藤(敬司=全日本プロレス3.21両国大会で対戦)さんの時は10分18秒、5月26日の道場マッチの時は横山(佳和)さんと20分の時間切れの後、10分の延長も戦い抜きました。
――今まで戦った中で、一番印象に残っているのは?
大地:やはり望月さんですかね。あと、(IGFの4.28TDCホール大会のタッグマッチで戦った)稔さんとの試合もすごく楽しかったです。僕の技を100パーセント受けてくれたので。