マキロイ、タイガーに次ぐ年少V王手!松山健闘18位タイ=マスターズゴルフ第3日

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3日目もスコアを伸ばし、トーナメントリーダーを守ったマキロイ。このままトップを走って栄光のグリーンジャケットを着ることができるか 【Getty Images】

 米男子ゴルフの今季メジャー第1戦、マスターズ・トーナメント(米国オーガスタ・ナショナルGC)は現地時間9日に3日目を終え、21歳のローリー・マキロイ(北アイルランド)が、まるでベテランのようなしたたかなプレイでメジャー最終日を単独トップで迎えることになった。

 どんな展開もあり得るムービングデーのマスターズ・トーナメントだが、マキロイは17番で8メートルのロングパットを沈めてバーディーを奪い、2アンダー70にスコアをまとめて初日からのトップの座を守った。

「とても良い気分です。素晴らしい位置ですからね。今日はとにかく耐えました。勝因?忍耐のひとことに尽きます。自分のゴルフに徹することが出来て本当に良かった」と好プレーに喜びを隠せなかったマキロイ。

 一方、前日66をマークし3位タイに浮上していたタイガー・ウッズ(米国)はグリーン上で苦戦して2オーバー74とスコアを落としている。11番でこの日3つ目のボギーをたたいた後、13番のバーディーで1つスコアを戻したが、最終18番で1.5メートルのパーパットを沈めきれず、通算5アンダーで8位タイと後退した。

「とにかくパットが入らなかった。前半は良いパットが何度もあったのにまったく決まらなかった」とグリーン上での苦戦を訴えたタイガー。スタート時はマキロイと3打差だったが、終わってみれば7ストローク差と首位の背中が遠のいた。

 それでも「勝つチャンス?もちろんある」と強気。最終日は「フロントナインでスコアを伸ばして上にプレッシャーをかけたい」と逆転での復活Vへ、望みはまだ捨ててはいない。

 日本勢は松山英樹が大健闘。日本のアマチュアが今大会に出場するのは初めてだが、初挑戦で予選を突破した上、ローアマの権利をすでに手に入れている松山は、カットラインぎりぎりの43位タイからスタートしたこの日、好調なショットとパットで5つのバーディ(1ボギー)を奪い、通算3アンダー、18位タイにジャンプアップ。

「ショットも良いしパットも良い。明日も今日みたいに良いプレーが出来るように頑張ります」と来年のマスターズ出場権(16位タイ以内)を目指し全力プレイを誓った。

 だがもうひとり予選を突破している石川遼は前半2バーディとスコアを伸ばしながら、後半肝心な場面で3パットをたたくなどピリッとしない内容で1オーバー73。通算1アンダーで前日より10ランクダウンの30位タイに後退している。

<了>
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