マキロイ堅首、タイガーチャージさく裂!=マスターズゴルフ第2日

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18番でバーディーパットを沈めガッツポーズをするウッズ。「タイガーチャージ」は明日も見られるか 【Getty Images】

 米男子ゴルフの今季メジャー第1戦、マスターズ・トーナメント(米国オーガスタ・ナショナルGC)は現地時間8日、2日目を終え、21歳のロリー・マキロイ(北アイルランド)が通算10アンダーまで伸ばし、2位のジェイソン・デイ(豪州)に2打差をつけ単独トップの座をキープした。

 初日に続き首位をキープしたマキロイは「ミスを最小限に抑え、メジャーで戦うのに相応しいゴルフが出来た」と喜んだ。

 だがこの日なんと言っても注目を集めたのはタイガー・ウッズ(米国)だった。2005年に今大会4度目の優勝を飾ったときにマークして以来の6アンダー66をたたき出した彼は、マキロイに3打差の3位タイに浮上し復活Vに向け手応えをつかんだ。

「優勝争いに戻って来ることが出来たね」と本人。
ガッツポーズ、止まないギャラリーの歓声、そしてバーディラッシュ…。オーガスタ・ナショナルを照らす太陽が西に傾く頃、タイガーがようやく“らしさ”を取り戻した。

 日本勢は石川遼が3度目の挑戦にして初めて予選を突破。13番パー5でイーグルチャンスに3パットしてパー止まり、14番で短いパットを外してボギーを叩いたときには「昨年の(予選落ちしたときの)イヤな思い出がよみがえった」と言うが、15番パー5でバンカーから寄せた“入れ頃外し頃”のバーディパットをきっちり沈めて態勢を立て直し、上がり3ホールを無難にパーでまとめ通算2アンダーで決勝ラウンド進出を決めた。

「ホッとしました。うれしくて泣きそうです」と自らの成長に目を細めた石川。「明日、あさっては自分が持っているものをすべて出して日本に帰りたい」と決勝ラウンドでのチャージを誓っている。

 一方、日本勢として初めてアマチュアでマスターズの大舞台に挑んでいる松山英樹は、19歳らしいハツラツとしたゴルフで1オーバー73にスコアをまとめ、通算1オーバーでカットラインぎりぎりの43位タイながら予選突破に成功。「ティショットが乱れて苦しかったけれど、予想以上のゴルフが出来ている」と決勝ラウンド進出を素直に喜んだ。
 しかし初出場の昨年、予選をクリアしている池田勇太は最後までエンジンがかからず通算4オーバーでカットラインに3打足りず予選落ち。41歳にしてマスターズ初挑戦の藤田寛之はバーディを1つも奪えず通算5オーバーで姿を消した。

<了>
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