復活期すウッズと連覇狙うミケルソン、両雄そろい踏み!=マスターズゴルフ
7日から開幕するマスターズ。ウッズ(写真)の復活!? ミケルソンの連覇!? 実力者たちの戦いに注目だ 【Getty Images】
注目選手は、不調で本領が発揮できていないが、やはりタイガー・ウッズ(米国)。現在35歳のウッズは、昨年8月に妻と離婚し、スイングコーチを変え、そして現在、キャリアで4度目のスイング改造に取り組んでいる。
ウッズは昨秋、世界ランキング1位の座を失った。ウッズがランキング5位以下の順位でマスターズを迎えるのは実に1997年以来のこととなる。ウッズはここまで全く勝てておらず、それどころか、優勝争いを演じることもできていない。2009年全英王者のスチュワート・シンク(米国)も、「変な感じですよね。ウッズが常に勝つことに、私たちは慣れていましたからね」と、コメントしている。
一方、今年のマスターズに連覇を懸けて臨むフィル・ミケルソン(米国)も、昨年のマスターズ以降は全く勝てていなかった。しかし、先週のシェル・ヒューストン・オープンで圧倒的なゴルフを見せて優勝を果たしたことで、状況は一変した。「あの」ゴルフならば、連覇も現実的と言えるだろう。今週ミケルソンが勝つことができれば、ウッズに並ぶマスターズ4勝目を手にすることになる。
しかし、そんなミケルソンも昨年のマスターズ前には、シーズンでわずか1回のトップ10入りしか果たせていなかった事実がある。つまり、ウッズも「突然」優勝してしまう可能性が十分にあると言えるのだ。それだけのポテンシャルをウッズは十分持っている選手だ。ウッズの復活に多くのファンの期待が集まる。
また、過去2回ではいずれも予選落ちを喫している石川遼は、先日の東日本大震災への賞金全額寄付を宣言。予選突破はもとより、「優勝争いをしたい」と意気込みを見せる。
<了>
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