ショーン・マイケルズ、涙のWWE殿堂入り―ブッチャー、ロード・ウォリアーズも名を連ねる

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日本でもおなじみのブッチャーがWWE殿堂入りを果たした 【(C)2011World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 現地時間4月3日に米国ジョージア州アトランタで行われるWWE最大のPPVイベント「レッスルマニア27」に先駆け、WWE殿堂式典が行われた。

 昨年のアントニオ猪木の殿堂入りで注目を集めたこのイベントに、2011年名を連ねることになったのは、日本でもお馴染のアブドーラ・ザ・ブッチャーや、ロード・ウォリアーズ、そして彼らのマネージャーを務めたポール・エラリング。さらに近代ディーバの先駆け的存在のサニー、“ハクソー”ジム・ドゥガン、ボブ・アームストロング、さらには昨年のレッスルマニア26にてアンダーテイカーと死闘を繰り広げ、惜しまれながら引退した“HBK”ことショーン・マイケルズなど豪華な面々が、栄誉ある殿堂に名を刻んだ。

日本でおなじみの選手が殿堂入りへ

ホークを讃えるアニマル(左)と、マネジャーのエラリング 【(C)2011World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 テリー・ファンクの紹介で登場したアブドーラ・ザ・ブッチャーは、今回の殿堂入りをジョニー・エースからの電話で知らされた時に、信じられず顔を洗ってもう一回聞き直したと語るとともに、お馴染のフォークを持ち出し観衆を沸かせた。

 ロード・ウォリアー・アニマルは共に殿堂入りを果たしたマネージャーのエラリングを伴って登場した。壇上で両者今は亡きホークのフィギュアを取り出し、「ホークの考えていることは誰よりも理解できた。目を見ただけで彼の考えていることはわかった」と語ると、会場は声援に包まれた。そして「最高の舞台を楽しもうぜ」といつものように声を張り上げ会場を盛り上げた。

HBK、旧友のサプライズで殿堂の幕を閉じる

涙を浮かべて感謝の意を語ったショーン・マイケルズ 【(C)2011World Wrestling Entertainment,Inc. All Rights Reserved】

 最後に紹介されたのは、ショーン・マイケルズだった。盟友トリプルHにより“遠征中のパートナー”、“最愛の友”、“兄弟”と表現されたマイケルズは、長年のファンからのサポート、WWEの友人達の存在が今の自分を作ってくれたと語り、98年の事件の後もう一度チャンスをもらえたと感謝の意を示した。

 そして、最後に「2単語を言いたい」と話すと会場中がDXのキャッチフレーズである“Suck it(くそ食らえ)”のコールに包まれた。その後、DXのテーマと共に現れたトリプルHと熱いハグを交わすと、サプライズとして往年のDXのメンバー、Xパックとケビン・ナッシュが登場し、4人でマイケルズの門出を祝った。会場はいつまでも声援と拍手が鳴りやまないまま、2011年のホール・オブ・フェイムは終了となった。

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