宮里美香が17位 注目のタイトル争いに決着=米女子ゴルフ最終戦 最終日リポート
ヨースが逆転Vで3年ぶりツアー4勝目
2010年の最優秀選手に輝いた曾雅尼(左)と、賞金女王とベアトロフィー(平均ストローク)の2冠を達成した崔羅蓮 【Getty Images】
2位スタートのマリア・ヨース(スウェーデン)が通算5アンダーで逆転優勝。ヨースに1打差の単独首位でスタートしたエミー・ヤン(韓国)は、3番でダブルパーとなる「8」をたたいて後退。後半バーディーを量産して盛り返したが1打及ばなかった。
72ホール目で3.5メートルのパーパットをねじ込んだヨースが、3年ぶりツアー通算4度目の栄冠に輝いた。「もちろん素晴らしい気分です。16番、17番、18番をすべて1パットに収めて勝てたなんて驚きです」とコメント。また2009年に第1子、エイミーちゃんを出産して以降初の勝利に、「すべての優勝が思い出深いけれど、母親になって初めての勝利は格別です。出産しても戦えるということを証明できて本当に良かった」と喜びを表した。
一方、ツアー初勝利を狙ったヤンは単独2位。アマチュアだった16歳のときに欧州ツアーのANZレディース・マスターズを最年少で制し、同ツアー3勝を誇る彼女にとって、米ツアーでの自己最高位となった。
曾雅尼が最優秀選手、崔羅蓮が賞金女王など2冠
賞金女王のタイトルは申智愛(シン・ジエ/韓国)が最終ラウンドに進めなかった時点で崔の戴冠が決まっていたが、年間平均ストローク1位に贈られるベアトロフィーも、カーとの接戦を制した崔が獲得。ツアー参戦3年目にして2冠に輝いた。
プレーヤー・オブ・ザ・イヤーとベアトロフィー、2つのタイトルの可能性があったカーは、最終日の3番までに2オーバーと重圧に押しつぶされた格好。逆転勝利のチャンスがあっただけに悔やまれるが、3位タイに食い込み存在感をアピールした。
無冠に終わったものの2010年はカーにとって素晴らしいシーズンだった。「勝利数だけなら、もっと多いシーズンもあるだろうけれど、安定感といった意味では今年が生涯最高だった」というコメントを残し会場を後にした。
一方、シード権争いは最終日に5位タイに浮上したローラ・ディアス(米国)と、7位タイに入ったルーキーのマリア・ホセ・ウリベ(コロンビア)が最終戦でトップ80に滑り込み、来季の出場権を確保した。
<了>
USLPGA日本公式サイト(www.uslpga.jp)では、今季最終戦LPGAツアー選手権のライブスコア、ハイライト動画、日本人選手のインタビュー動画、待受画像などコンテンツが満載!! さらにオフシーズンも見どころ満載のコンテンツをお届けします!!
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ