宮里藍、カットラインぎりぎりの暫定66位タイ=米女子ゴルフ最終戦 第2日リポート
第2ラウンドを終え、通算8オーバーで暫定66位タイの宮里藍。プレーヤー・オブ・ザ・イヤー獲得へ厳しい状況が続いている 【写真は共同】
そのほかの日本勢は、宮里美香が2アンダー70の好スコアをマークし、通算5オーバーの暫定39位タイに浮上。上田桃子は1オーバー73で回り通算6オーバー、暫定47位タイにとどまっている。
なお、前日に続き第2ラウンドも日没サスペンデッドが決定し、28人がホールアウトしていない。予選カットラインは、36ホール終了時点で70位タイまでとなっている。ラウンドの続きは、現地時間4日の午前7時から行なわれる予定。
宮里藍、調子持ち直すも苦戦続く
初日「80」をたたいて103位発進と出遅れた宮里藍は、第2ラウンドの出だし1番で幸先の良いバーディーを奪い持ち直したかに思われた。しかし寒さと難コンディションのため、前半3つのボギーをたたきズルズルと後退。それでも、後半に入るとようやく本来の力を発揮し、10番から14番までの5ホールで3バーディーを奪い帳尻を合わせることに成功した。だが16番でこの日4つ目のボギーをたたいてイーブンパー72止まり。通算8オーバーで、カットラインぎりぎりとなる暫定66位タイでこの日のラウンドを終了した。
プレーヤー・オブ・ザ・イヤーには1位の曾雅尼(ヤニ・ツェン/台湾)との9ポイント差を今大会で埋めなければならない。しかし、ポイントを獲得できるのはトップ10入りした場合のみで、宮里藍にとっては厳しい状況が続いている。
ライバルの曾は現在通算4オーバー、暫定33位タイ。彼女がトップ10圏外に終わった場合、3位以内に宮里藍が入れば通算188ポイントで並びタイトル獲得が決まる。だがそこに至るまでには、残り2日をコースレコード並みのスコアでホールアウトしなければならなくなった。
暫定トップはツアー初Vを狙うヤン
ヤンは2006年、欧州ツアーのANZレディース・マスターズ(オーストラリア開催)を16歳の若さで制し話題になったことも。LPGAツアーでは09年のCVS/ファーマシーLPGAチャレンジで3位タイに入ったのがキャリアベスト。そのときは最終日にやはりキャリアベストの66をマークした。
2010年はトップ10入り5回を数えるなど好調なシーズンを謳歌(おうか)しており、最終戦でのツアー初優勝に向けて残り2ラウンドに臨む。
<了>
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