宮里藍、日本人2人目の快挙なるか!?=米女子ゴルフ最終戦、LPGAツアー選手権見どころ
日本人2人目の「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」を目指し、今季最終戦に臨む宮里藍 【写真は共同】
獲得のチャンスがあるのは、下記の5選手に絞られている。
<プレーヤー・オブ・ザ・イヤーランキング>(11月14日発表時点)
1位、曾雅尼(ヤニ・ツェン/台湾) 188ポイント
2位、宮里藍(日本) 179ポイント
3位、崔羅蓮(チェ・ナヨン/韓国) 174ポイント
4位、クリスティ・カー(米国) 173ポイント
5位、申智愛(シン・ジエ/韓国) 170ポイント
現在2位につけている宮里は、今季ここまで5勝。日本人では1987年の岡本綾子以来となる獲得を目指す。「技術面ではあまり変わってないと思いますが、(昨年の)エビアン・マスターズで勝って(LPGAツアー初優勝)以降は、メンタル面が大きく変わりました。自分のゴルフのスタイルや自分自身を信じられるようになりました。それがこれまでいいプレーを続けられている理由だと思います」と自身の成長を分析している。
また、現在トップに立っている曾雅尼(ヤニ・ツェン/台湾)は、もし勝ち取ることができれば、台湾出身の選手としては初の戴冠となる。ともに韓国出身の崔羅蓮(チェ・ナヨン/韓国)と申智愛(シン・ジエ/韓国)も、母国に初の栄誉を持ち帰りたいと考えている。崔は「もしこの賞を取ることができたら、それは私にとって夢の実現を意味します」と語った。優勝者には30ポイントが与えられるため、1位と18ポイント差の5位・申にも、十分チャンスがある。申は「韓国からは優秀な選手がたくさんLPGAに参加しています。しかし、プレーヤー・オブ・ザ・イヤーはまだ誰も受賞していませんからね」と、意気込みをあらわにしている。
世界ランキングもきん差の争い
しかし、現在2位のスーザン・ペターセン(ノルウェー)や、同4位の曾、同5位の崔なども徐々にトップとのポイント差を詰めており、ますますきん差での争いとなってきている。成績次第では、その全員が来週発表のランキング1位に立つ可能性がある。
<了>
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