カノンスックがWタイトル戦制し2冠王に=M−1ムエタイ

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カノンスックがWタイトル戦を制し2冠王に輝いた 【スポーツナビ】

 ムエタイ興行「M−1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ NAI KANOMTOMvol.3」が12日、東京・ディファ有明で開催された。 メーンイベントではWPMF世界ライト級&M−1ライト級ダブルタイトルマッチが行われ、WPMF世界ライト級王者のカノンスック・ウィラサクレックと、M−1ライト級王者の遠藤智史が対戦。カノンスックが2R終盤にひじ打ちでTKO勝利を収め、初防衛と同時にM−1ライト級王座奪取にも成功した。

 また第12試合では、M−1ウェルター級王者で“七色のひじ打ち”と形容される多彩な攻撃が持ち味のゲンナロン・ウィラサクレックが引退試合で元NKBミドル級1位・小又大貴と対戦。ゲンナロンは自身のお家芸であるひじ打ちで敗れ、有終の美を飾れなかった。

カノンスック、劣勢から会心のひじ打ち

相手のタイトルも手に入るとあって、両者ともに積極的な打ち合いを展開した 【スポーツナビ】

 カノンスック、遠藤ともに6月に王座を奪取しており、これが初防衛戦。この試合に勝利すれば自身の王座防衛だけではなく、相手のタイトルも手に入るとあって、両者ともに1Rから積極的な打ち合いを展開した。

 カノンスックはローとミドルのキック主体の攻撃。一方の遠藤はパンチとキックをおりまぜカノンスックに対抗する。1Rはジャッジ3者とも10対10としたとおり互角の展開で推移した。
 2Rは遠藤が手数を多く出し、優勢に試合を進める。カノンスックは時おりカウンターを出すものの守勢に回ることが多く、苦しい戦いを強いられた。しかし2R終盤に遠藤と組み合った瞬間「普段はあまり使わないが今回は使おうと思っていた」というひじ打ちを一閃。これが遠藤の側頭部にクリーンヒットし、遠藤はダウン。レフェリーが試合をストップし、カノンスックが初防衛に成功すると同時にM−1ライト級王座奪取も成し遂げた。

 試合後、カノンスックは「次の相手は誰でもいい。誰が来てもベルトは渡さない」と今後の王座防衛にも自信を見せた。

ゲンナロン、自身のお家芸で無念の敗北

得意のひじ打ちを披露したゲンナロン(右)だったが、無念の敗戦で引退試合を飾れず 【スポーツナビ】

 第12試合では、ゲンナロンが引退試合で元NKBミドル級1位・小又大貴と対戦。ゲンナロンは、ワンロップ・ウィラサクレック、クンタップ・ウィラサクレックとともに日本に拠点を置くムエタイ軍団「ウィラサクレックジム」の3枚看板のひとりとして活躍してきた。

 大歓声で迎えられたゲンナロンは試合序盤からそのひじ打ちを披露。パンチとキックもおりまぜ多彩な攻撃を見せた。小又はゲンナロンの攻撃をしのぐ展開が続いたが、2Rになると形勢は逆転。小又のひじ打ちで頭から出血したゲンナロンはドクターチェックを強いられる。そこから猛攻に転じたゲンナロンだったが2R終了間際にカウンターをもらいダウン。さらに3Rには小又のひじ打ちで頭から出血し、再びドクターチェックに。今度はストップがかかってしまい、無念の敗戦を喫した。
 自らのお家芸であるひじ打ちで引退試合に敗れたゲンナロンは、肩を落とし無言で控え室へ直行した。

サイクロン、前田が快勝

サイクロン(奥)は2度のダウンを奪い、KO勝利を収めた 【スポーツナビ】

 セミファイナルではWPMF世界スーパーヘビー級王者で初代RISEヘビー級王者のファビアーノ・サイクロンが恩田剛徳と対戦。1Rからサイクロンが恩田を攻め立て、試合を優勢に進めると、2Rに右フックからダウンを奪う。なんとか立ち上がった恩田にさらなる攻撃をしかけ、右ストレートでKO勝利を収めた。

 また、第11試合では元全日本キックボクシング連盟フェザー級王者の前田尚紀がKING皇兵と対戦。今年に入って3連敗中の前田は1Rこそ慎重な姿勢に終始したものの、2R以降はキック中心の攻撃で試合の主導権を握り、判定で勝利を収めた。

「M−1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ NAI KANOMTOMvol.3」

9月12日(日)東京・ディファ有明 

<メーンイベント(第14試合) WPMF世界ライト級&M−1ライト級ダブルタイトルマッチ ムエタイルール 3分5R>
○カノンスック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/WPMF世界ライト級王者&元M−1フェザー級王者)
(2R2分49秒 TKO)
●遠藤智史(ヌンサヤーム/M−1ライト級王者、WPMF日本ライト級2位、元全日本ライト級王者)

<セミファイナル(第13試合) ヘビー級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>
○ファビアーノ・サイクロン(ブラジル/TARGET/WPMF世界スーパーヘビー級王者、RISE王者)
(2R2分27秒 TKO)
●恩田剛徳(志村道場)

<第12試合 ゲンナロン引退試合 WPMF日本ミドル級ランキング戦 3分3R延長1R>
●ゲンナロン・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M−1ウェルター級王者)
(3R2分29秒 TKO)
○小又大貴(Sプロモーション/元NKBミドル級1位)

<第11試合 東西交流戦 スーパーフェザー級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>
○前田尚紀(藤原/WPMF日本同級4位)
(3R判定 3−0)
●KING皇兵(SFK)

<第10試合 フェザー級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>
○森井洋介(藤原/WPMF日本フェザー級1位)
(3R判定 3−0)
●リョウ・ペガサス(ROOFTOP ACADEMY/J−NETWORKスーパーフェザー級2位)

<第9試合 ヘビー級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>
○KOICHI(バンゲリングベイ/M−1ヘビー級王者、WPMF日本ヘビー級1位)(2R1分20秒 KO)
●FUCK岸田(岸田式ランバル)

<第8試合 WPMF世界女子ミニフライ級タイトルマッチ>
○神村エリカ(TARGET/王者)
(5R判定 3−0)
●ノングネーン・ソーシリワン(タイ/挑戦者) 

<第7試合 フェザー級 WPMF日本ランキング戦 3分3R延長1R>
○コムパヤック・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス/M−1スーパーバンタム級王者)
(3R判定 3−0)
●KOICHI(新宿レフティー/J−NETWORKフェザー級8位、WPMF日本同級6位)

<第6試合 スーパーバンタム級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>●牧 裕三(アクティブJ/元J−NETWORKバンタム級王者)
(3R1分11秒 TKO)
○一戸総太(WSRフェアテックス/WPMF日本バンタム級5位)

<第5試合 WPMF日本フライ級ランキング戦 3分3R延長1R>
○薩摩サザ波(TARGET/J−NETWORKスーパーフライ級7位、WPMF日本同級5位)
(3R判定 3−0)
●レックハーイ・マツモト(WSRフェアテックス/元J−NETWORKフライ級1位、元NKBフライ級1位)

<第4試合 WPMF日本ライト級ランキング戦 3分3R延長1R>
●金澤元気(新宿レフティー/WPMF日本同級7位、J−NETWORK同級6位)
(3R判定 3−0)
○健司(インスパイヤードモーション/NJKFライト級10位)

<第3試合 フェザー級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>
○梅原ユウジ(ストラッグル/WPMF日本同級8位)
(1R2分02秒 TKO)
●MASATO(ワイルドシーサー)

<第2試合 ライト級 M−1フレッシュマンルール 3分3R>
△池上大将(WSRフェアテックス)
(3R判定 ドロー)
△加藤 港(CMA)

<第1試合 ライト級 M−1エクステンションルール 3分3R延長1R>
○KATO−A.K.G(A−BLAZE×KICK GYM)
(2R0分03秒 TKO)
●柴田正人(Team宮地)
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