朱里vs.華名、女の主張が歌舞伎町で激突=スマッシュ

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6.25新宿で決まった華名との一騎打ち、絶対に認めたくない相手を迎え朱里は涙ながらに「潰します!」と訴えた 【(C)スマッシュ】

 6月2日(火)、都内・株式会社スマッシュ社内にて、朱里、華名の両選手が個別で時間差記者会見を行ない、6.25「SMASH.4」(新宿FACE)のメインイベントで一騎打ちで激突することが正式決定となった。

 5.29「SMASH.3」(新宿FACE)の第3試合終了後に起こった突然の乱闘事件。事の発端を追っていけば、5月上旬、プロレス以外でも実業家として多岐にわたって活躍している華名にかねてから注目していた酒井正和SMASH代表と華名の間で行なわれた会談にまで話がさかのぼる。この会談で意気投合したことをきっかけに、酒井代表は華名に5・29『SMASH.3』(新宿FACE)への来場を打診。これに対し、以前から華名のプロレスに対する考え方などに疑問を抱き続けていた朱里が華名の来場に難色を示していたのだ。

 そして迎えた5・29「SMASH.3」(新宿FACE)。当初の予定通りに華名は来場し、酒井代表の隣で試合を観戦。事件は朱里が出場した第3試合終了後に起きた。朱里は、客席にいた華名の姿を確認すると、「お前の上がれるリングじゃねえんだよ。バカ!」と激しく挑発。この朱里の暴言に対して、華名は引き揚げて行く朱里の後を追いかけるとバックステージで襲撃。すると、今度はバックステージから会場内に戻ってきた華名を朱里が追い、TAJIRIら他選手が割って止めに入るほどの大乱闘となったのだ。

女子プロレスのネクストステージへ「朱里には犠牲になってもらう」

平然と華名は「女子プロレスのネクストステージのために朱里には犠牲になってもらう」と断言 【(C)スマッシュ】

 この日は朱里、華名の両選手による時間差会見が行なわれる前に、プロレス部門のプロデューサーを務めるTAJIRIがまずは登場。TAJIRIは、「事態を重く見て、前日に朱里と華名選手を個別でお呼びし、それぞれから事情を聞きまして、いろいろ協議した結果、それぞれのモチベーション、主張が違うんですけど、二人ともに闘うことに合意いたしまして、次回の『SMASH.4」のメインイベントで朱里vs.華名の一騎打ちを行ないます」と、なんといきなり二人をシングルマッチで闘わせることを発表した。

 そして、この発表の後に行なわれた時間差会見では、華名、朱里の順番でそれぞれが改め主張を展開。まず先に会見を行なった華名は、「今回、朱里選手とSMASHのことについて、私が考えていることをお伝えします」と切り出すと、「まずはSMASHなんですけど、私はかなりシンパシーを感じています。と言うのも、いろいろなレスラーがチャレンジする場を設けてくれていること、そして、レスラーの個性を最大限に生かした舞台を提供してくれていることに私は凄くシンパシーを感じていました。例えば、女性という部分をレスラーの一個性として使っていく、女性レスラーなら女性と闘うのが当たり前なんですけど、女性レスラーがステレオタイプではなく男性レスラーと普通に闘うことができることに共感し、前から参戦したいと思っていました」とSMASH参戦への思いを説明。さらに、華名は「今まで強い信念で貫き通してきたんですけど、女子プロレスを知らない女子レスラー、ピュアである朱里を使って女子プロレスへのネクストステージになってもらおうと、朱里には犠牲になってもらおうと思います」と、ふてぶてしくも大胆な野望を披露した。

「朱里は私のことをめっちゃ好き」華名が大胆予測

「朱里は私のことめっちゃ好きでしょ」さらに大胆予測だ 【(C)スマッシュ】

 華名の主張はこれだけに収まらず、さらにエンジンがかかってくると「朱里に関してなんですけど、“ホンマにこいつ、アホやな”と思うことが一個あって、いや一個だけじゃなくたっぷりあるんですけど、それについて言わせてもらうと、この間、私に対して“お前に上がるリングはここにはない”みたいな発言をしたんですよね。それに対して、ちょっと待てと。SMASHのリングというのは、いろんな選手が平等にリングに上がってチャレンジできる団体なんじゃないかと? だから、トライアウトもあるんだし、そういうところを朱里がきちんとわかっていない。自分の団体なのに理解できていないことがアホやなと。ホンマにアホでアホで仕方がないというか。まあ、そういうところがファンから見れば“かわいい”と思われるのかもしれないですけど」と皮肉たっぷりに朱里をアホ呼ばわり。だが、その一方で「そんな“アホかわいい”朱里ちゃんなんですけど、最大の魅力は女子プロレスを知らない女子レスラーじゃないのかなと。だから、女子プロレスのネクストステージの扉を開くことができるのは、華名vs.s朱里なんじゃないかなと」と、華名自身にとってはこれまで貫き通してきた信念を果たすためにも朱里戦が重要な一戦になることを強調した。

 これを踏まえた上で華名は、「たぶん、朱里選手は私のことをめっちゃ好きなんだと思いますよ。と言うのは、前に一度、“今後試合したい選手”というのに私の名前を一度挙げているんですよ。だから物凄い気になっていたと思うんですよ。なので、私が今回、酒井社長とTAJIRIさんと仲良くさせてもらって、朱里選手が嫉妬というかジェラシーを感じてたみたいなんですけど、もしかしたらTAJIRIさんと酒井社長と仲良くしている私に対して嫉妬しているんじゃなく、私と仲良くしているTAJIRIさんと酒井社長に嫉妬してるんじゃないかな」と持論を展開。これには、隣で聞いていたTAJIRIも困惑の表情を浮かべるも、華名は「たぶん、(朱里は)私のことに物凄い興味があると思うし、闘ってみたいと思ってたはず」と、朱里が華名に対して放った暴言の原因は別のところにあるんじゃないかという結論に結びつけたのであった。

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