朱里vs.華名、女の主張が歌舞伎町で激突=スマッシュ

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涙の訴え「勘違い。華名は下品」朱里バッサリ

嫌悪感ありありの朱里「華名はコスチュームも下品!」 【(C)スマッシュ】

 そして、続いて朱里が会見を行ない、朱里は「乱闘騒ぎを起こしてしまったことをファンのみなさんに謝罪します。本当にすみませんでした」と、自らの暴言が発端となって起こった乱闘事件に関して謝罪。しかし、その一方で華名に対する嫌悪感は未だ変わらず、朱里は「でも、私は旗揚げからいて、いろいろやってきました。でも、あの人はいきなり来て、女子プロから追放された感じで居場所がなく、SMASHに擦り寄って来ないで欲しいと思います。私はあの人の悪い噂しか聞いたことがありません。本当にSMASHをあの女のいいようにさせたくはありません。このカードが決まってしまって、SMASHのリングに上げてしまうことが悔しいし……嫌だと思っています。でも、決まった以上は絶対にリングで潰します」と、最後は涙を流しながら試合への意気込みを語った。

 そして、華名による「朱里選手は私のことをめっちゃ好きなんだと思いますよ」という発言をマスコミから聞いた朱里は、「それはまったくないです。勘違いだと思います」とキッパリ否定。また、華名の「女子プロのネクストステージの扉を開く闘いとなる」という発言に対しては、「本当にSMASHのリングに上げたくないと思っていたので、そういうのは考えていませんでした」と、それ以前の問題であることを強調した。さらに、朱里は華名のコスチュームまでに言及し、「下品というか、SMASHってこういうのを見せたいのかと思われたくないんですよ」とバッサリ。一貫して華名に対する嫌悪感は変わらないようだ。

これをメインにしなかったら僕はウソになる

女子対決をメーンに持ってきたことに関して、プロデューサーのTAJIRIは「これをメーンにしなかったらウソになる」と力を込めた 【(C)スマッシュ】

 そんな中、双方の主張が完全に相容れない状態となっているにも関わらず、あえて二人の一騎打ちを6.25「SMASH.4」(新宿FACE)のメインイベントにマッチメイクしたTAJIRIに、その真意についての質問が飛ぶと、「この対戦カードを決めるまではいろいろ協議して結構考えましたよ。ただ、メインでやることに関しては即決でした。僕は女性だとか性別っていうのは、レスラーで身長が高い、低いのと同じでひとつの条件にすぎないと思っていますので、女同士のメインという特別感はないんですよ。それ以前に、僕はSMASHの旗揚げのときに、若い子が人間として成長していく姿を見せて感動してもらうのがSMASHというステージなんだっていうのは熱く語っていますので、そのために朱里が成長するのにこれ以上のシチュエーションは滅多にないと思うので、これをメインにしなかったら僕はウソになる。FCFが良かったからとそっちをメインにしたら、それはウソをついたことになる。これはおこがましいですけど、例え次の大会が東京ドームだったとしても、僕はこの試合を絶対にメインにします」と、今後のSMASHにとっても重要なカードであることを強調した。

 どんな形であれ朱里をリング上へと引きずり出し、女子プロレスのネクストステージという扉を開くために信念を貫き通そうとする華名。一方、その華名の強引すぎるやり方に嫌悪感を抱き続けながら、あえてSMASHのリングで華名と闘うことを選択した朱里。6.25「SMASH.4」、主張が激しくぶつかり合う二人がリング上で対峙したとき、その先にあるものは、はたして……!?
■SMASH.4
6月25日(金)東京・新宿FACE

【決定対戦カード】

朱里
華名


【既報対戦カード】

TAJIRI&大原はじめ&リン・バイロン
ヘイモ・ユーコンセルカ&スターク・アダー&ジェシカ・ラブ

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