桜井マッハ、5.29DREAMで引退覚悟のディアス戦
桜井マッハが5.29DREAMでSTRIKEFORCE王者ニック・ディアスと対戦(写真は09年4月「DREAM.8」) 【夏目健司】
マッハは昨年のDREAMウェルター級GP1回戦で青木真也を秒殺したものの、続く7月の準決勝でマリウス・ザロムスキーにTKO敗戦、大みそかDynamite!!では郷野聡寛に腕十字で一本負けと連敗中。背水の一戦となる。
対するディアスは米国総合格闘技「STRIKEFORCE」の現ウェルター級王者。07年2月に米国で開催された「PRIDE.33」で五味隆典に1度は勝利し(その後ディアスから禁止薬物が検出されたため無効試合となり、ディアスは6カ月の出場停止処分に)、今年1月には現DREAMウェルター級王者のザロムスキーをTKOで下し初代STRIKEFORCEウェルター級王座を戴冠した強豪だ。DREAMには昨年8月の井上克也戦(1RTKO勝利)以来2度目の参戦となる。
復活へマット・ヒュームのもとで一から鍛え直し
ザロムスキー戦、郷野戦と連敗中のマッハは「負けたら最後になる」と引退覚悟でディアス戦に臨む(写真は09年Dynamite!!) 【t.SAKUMA】
その一方で、「もしこの試合に負けるようなことがあれば、今回が最後になるかもしれない」と、結果次第での現役引退を示唆。DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「きのう、マッハ選手からこの言葉を聞きまして、『本当にこのコメントで発表していいのか?』と聞き返したところ、『ぜひ伝えてほしい』とのことでした。非常に重たい言葉ですし、そういう覚悟、決意を持っているんだと思う」と明かした。
対するディアスもコメントを寄せており、「マッハが負けたザロムスキーに完勝したので、俺様とマッハのどっちが強いかは明らかだろう。もちろん、勝つのは俺様だ」と自信満々に勝利を予告している。
ディアス自信の勝利予告「どちらが強いかは明らかだ」
「もちろん、勝つのはオレ様」ディアスは自信満々だ(写真は08年5月「DREAM.3」) 【田栗かおる】
■桜井“マッハ”速人
「去年はウェルター級GPを制すことを目標にしていたが、それを果たせず正直不本意な一年だった。しかし、今年はもう一度ふんどしを締め直して闘いに臨みたいと思う。
今、シアトルのマット・ヒュームの元で、一から鍛え直してるので再びDREAMのリングで自分らしいファイトを見せられると思う。
相手のニック・ディアスは強敵だが、この相手を倒して、再びウェルター級のベルトを目指したい。もしこの試合に負けるようなことがあれば、今回が最後になるかもしれない」
■ニック・ディアス
「この日本での試合が決まってエキサイトしている。マットと殴り合ってみせるよ。
マッハが負けたザロムスキーの完勝したので、俺様とマッハのどっちが強いかは明らかだろう。
だから改めて、ストライクフォースの王者がいかに強いかを日本のファンに知らしめるつもりだ。もちろん、勝つのは俺様だ」
ライトヘビー級GP開幕 韓国大会は延期に
笹原EPは韓国延期と「DREAM.14」出場予定選手を発表 【スポーツナビ】
「4月開催で話を進めていましたが、DREAM初の国外の大会ということもあって、スポンサーや放送関係などの調整がまとまりませんでした。前回大会(3.22横浜)から期間が短かく、準備の時間が足りなかったということです」と説明。このまま中止になったわけではなく、「6月になるのか秋になるのかは分かりませんが、必ず韓国大会は実現させたい」としている。
一方、正式にさいたまSAでの開催が決まった「DREAM.14」は、第1弾カードとして発表したマッハvs.ディアスのほか、所英男、ヨアキム・ハンセン、高谷裕之、菊野克紀、ミノワマン、マリウス・ザロムスキーの参戦を予定していると笹原EP。
また、今大会では8選手参戦によるライトヘビー級GPが開幕。この日の会見ではまだ正式発表には至らなかったものの、笹原EPは参戦予定選手としてゲガール・ムサシ、ソクジュ、水野竜也ほか、前STRIKEFORCEライトヘビー級王者でかつてリングスでも田村潔司、高阪剛氏らを破るなど活躍したレナート・ババルの名を挙げた。
なお、「DREAM.14」ではライトヘビー級GP1回戦の4試合が行われる。
5月29日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ 開場15:00 開始16:00(予定)
【決定対戦カード】
<ウェルター級ワンマッチ>
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
ニック・ディアス(米国/シーザー・グレイシー柔術)
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