横浜1位の筒香 「菊池の存在はいい刺激」=横浜新入団選手発表会見
菊池を6打数5安打1本塁打と打ち込んだスラッガー
入団会見で尾花高夫監督と握手をかわすドラフト1位指名の筒香嘉智 【スポーツナビ】
今年のドラフトで注目を集めた花巻東高・菊池雄星の「最大のライバル」になり得る強打者がプロの世界に足を踏み入れた。横浜のドラフト1位・筒香嘉智(横浜高)。高校通算69本塁打を放ち、「20年に一人の逸材」と言われた菊池を6打数5安打1本塁打と打ち込んだスラッガーは、「菊池の存在はいい刺激。お互いにいいライバルとしてがんばっていきたい」と、これから始まるプロの世界での勝負に意欲を見せた。
横浜に入団する7選手と入団会見に臨んだ筒香は、「まずはケガをしない体づくり。具体的な目標はそれから考えます」、「まだ1軍レベルではないので、ファームで土台づくりをしたいと思います」と自らの現状を冷静に見つめる一方で、「プロになったからには一流を目指して頑張りたい。これまでもホームランを打ってきたので、プロでもホームランバッターとして生きていきたい」と志の高さを感じさせた。
また、左打席での豪快な打撃の印象が強いが、実はスラッガーではめずらしいスイッチヒッター。「プロでも両打ちでいきたいです。高校通算69本塁打のうち2本は右打席で打っていて、右でもタイプとしては変わりません。ホームランバッターです」と両打ちを続けていく。
(以下は新入団8選手、尾花監督の会見要旨)
1位指名 筒香嘉智内野手(背番号55/横浜高)
「プロでもホームランバッターとして生きていきたい」と力強く抱負を語った 【スポーツナビ】
やっとプロになれて責任感が出てきました。なったからには一流を目指してがんばりたいです。これまでもホームランを打ってきたので、ホームランバッターとして生きていきたいと思います。
――プロでの目標は
まずはケガをしない体づくり。具体的な目標はそれから考えます。まだ1軍レベルではないので、ファームで土台づくりをしたいと思います。
――西武に入団する花巻東高・菊池投手は意識するか
菊池の存在はいい刺激になっています。お互いにいいライバルとしてがんばっていきたいです。(高校時代の対戦成績は)6打数5安打1本塁打1二塁打です。連絡先は一応、知ってるんですけど、あまり連絡はとりません。
――プロでは左打者としてプレーするのか
ずっと両打ちでやってきたのでプロでも両打ちでいきたいです。左のオーバーハンドで投げる投手は左打席でも難しくないんですが、左のサイド、アンダーは右打席の方が打ちやすいです。例えば菊池投手なら左打席という感じですね。高校通算69本塁打のうち2本は右打席で打っていて、右でもタイプとしては変わりません。ホームランバッターです。
――現在のトレーニングは
横浜高の現役に混ざってやったり、室内で打ち込んだりしています。夏はやせすぎてパワーが落ちていたので、今は4キロぐらい増やしています。硬い筋肉をつけたくないので、ウェイトトレーニングはしていません。短期間で結果を出すのではなく、一年でも長く活躍できるようにトレーニングしています。