広島観音監督「2年連続で広島に優勝旗を持って帰れるように」=第88回全国高校サッカー選手権大会抽選会

スポーツナビ

境 廣川雄一監督

「いつも以上に責任感を持って」

(米子北との県予選の決勝は)相手は高円宮杯のベスト8で力が圧倒的に上で、相手の方がボール支配率で上回るというのは力関係を見ても想定できました。逆に相手はカウンターが得意なので、(ボールを)持たせている間はカウンターがないわけですから、あとはうまくスペースを消して、相手がじれてくるのを待とうと。(全国でも)この戦い方で結果も出たんで、さらに密度を濃く、精度を上げて本番に臨みたいと思います。(近年はJリーガーを輩出しているが)今年は突出したタレントはいないです。全員で守って全員で攻めるという感じです。1年生に面白い子がいて、彼もピッチを経験できると思うので、それは来年以降にもつながっていくと思います。
(最近は中国地方の学校がいい成績を収めているが)そうなんです。遅れないように食らい付いていきます。今年は鳥取県としても注目してもらっているので、プライドを持って、いつも以上に責任感を持って取り組んでいかないといけないと思います。(高校総体準優勝の米子北を倒して出ているので)あっさり負けたら話にならないですから。プレッシャーではありますが、それを感じられるのは出られるからなので、この場にいられることに感謝しながら全力で戦います。
(2年連続出場の影響は?)大きいですね。今年は(有望な選手が)米子北に行きそうな感じだったんですけど、うちにも来てくれそうな子もいます。核になる子が毎年2、3人は来てくれるので、彼らを慕って今後さらに来てくれるかという感じです。

山口 山野孝監督

17年ぶりに全国大会に出場する山口は富山第一と対戦する 【スポーツナビ】

「3年生が高い意識を持ってきずなを深めてくれた」

 出場は17年ぶりですね。OBや教職員も喜んでくれています。わたしもOBなんですが、とにかくOBが待ち焦がれていたと思います。うちは進学校なんですけど、ここ十何年間も全国大会に出ていないので、生徒の中にサッカーというイメージが最初からなくなってしまっていて、ほとんど夏の高校総体で3年生が引退していたんです。しかし、今年は9人も残りました。その3年生が夏以降に、全国に行くことを目標に残ったわけですから、気持ちを1つにして力をつけてくれました。やっぱり3年生がいないと勝てない大会だなと思います。
(選手権まで残った3年生は)去年が1人、その前が4、5人と、それではやっぱり厳しいですよね。今年はレギュラーのうちほとんどが3年生で固められたので。(彼らが残った要因は)一番大きいのは横のつながりで、彼らが高い意識を持って入学当初からきずなを深めてくれたことが大きいですね。(進学校が全国大会に出ることは)県内にも意義があるというか、勇気を与えられるんじゃないかと思います。勉強もやって冬までサッカーができる学校っていうのはそんなにないので、そういうった意味では、中学3年生の子たちへの影響が大きいんじゃないかと思います。

東北 小野弘信監督

「挑戦者として戦っていきたい」

(1回戦で対戦する一条高校について)今年は一条高校は力があると聞いてますし、実際に県大会決勝で奈良育英に5−0で勝ってますからね。力はあると思うので、われわれは挑戦者として戦っていきたいという気持ちですね。個としてそんなに突出した選手はいないんですけど、まとまりだったり粘り強さはあると思います。そういう部分で一条高校のサッカーに対してどのくらい粘りきれるかがポイントになるのでは。また、そういった展開になればいいなと思います。楽天イーグルスがクライマックスシリーズ進出、ベガルタ仙台がJ1昇格と地元が盛り上がったので、いい意味での追い風というか、高校生のスポーツですけど続いていけたらいいですね。(目標は)大きなことを言うんじゃなくて、去年は初戦で敗退しているんで、何とか1つ1つ越えていければと。そういう戦い方をしたいなと思います。

南風原 玉城真哉監督

「全国を戦うのに何が必要かを見つけられれば」

(組み合わせについて)「まあ、北と南の両端がよくも当たるもんだなあ」というのが率直な感想です。でも楽しみです。お互いまったく違う環境でサッカーをやってきたと思いますし、こっちも(南から)東京に出て行って、向こうもまた(北から)出てきてと、面白い対戦になったのかなと思います。今年は結構走り込みをしてきたので、沖縄県内ではフィジカルというか、走りでは負けないチームということでやってきました。その成果が、こういう結果(全国大会出場)になったのかなと思っています。(初出場を決めて周囲の反応は)すごいですね。本当にいろんな方々に声もかけてもらって、OB会を中心にサポートしてもらっているなというのが実感です。フィジカルを鍛えて1つ1つ戦って、ここまで来たんで、あとは全国を戦うのに何が必要かを見つけられる大会になればと思います。

矢板中央 高橋健二監督

「2回戦なので相手をしっかり分析して臨みたい」

 2回戦でよかったです。今年はプリンスリーグ1部に入りましたが、厳しい戦いで結果を残せませんでした。インターハイ予選はベスト8で敗退と悔しい思いをしました。負けて悔しい、その思いを選手権予選にぶつけました。2回戦だから相手(近大和歌山)を研究できるので、これからしっかり分析して臨みたいと思います。

尚志 仲村浩二監督

「目標は初戦突破、1つ勝ちたい」

 目標は初戦突破なので、1つ勝ちたいです。(福島県予選で)失点ゼロはたまたま。全国大会出場が決まってからも練習試合をやっているので、いい自信になっています。とにかく1つ1つやるだけです。

<了>

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