広島観音監督「2年連続で広島に優勝旗を持って帰れるように」=第88回全国高校サッカー選手権大会抽選会

スポーツナビ

西武台 高橋翔主将

「最近は埼玉県勢が勝ち上がれていないので、国立まで行きたい」

 抽選会は楽しかったです。もっと堅苦しいものかと思っていましたが。立正大淞南とは新チームができたばかりの春に練習試合で対戦して引き分けました。今日、相手の主将がインタビューで「南米サッカー」と言ってましたが、本当に個人技があってすごくうまくてビックリした印象があります。ほかにはあまりないタイプのチームでした。抽選会場に来たときに向こうの主将と目が合って、何かあるなという気がしていたので、(開催地県として先に抽選が終わり相手を待っているとき)入って来るんじゃないかと思ってました。全国でも攻撃的なサッカーで、全員が得点を取りにいく気持ちを忘れずにやっていきたい。最近は埼玉県勢があまり勝ち上がれていないので、国立まで行きたいです。

鹿島 大野真吾主将

鹿島高校の大野主将(左)は「チームには浮かれた雰囲気はない」と話す 【スポーツナビ】

「県予選優勝後もチームに浮かれた雰囲気はない」

 抽選会は緊張しました。どこが来ても強いと思っていたけど、相手が決まって楽しみです。大阪は強豪校があるので、(関西大学第一が)そこを勝ち抜いてきたということは強いということだと思います。県予選優勝後もチームに浮かれた雰囲気はありません。学校のテスト期間など、自分自身をどのようにコントロールできるかが大事だと思うし、今後の練習も頑張っていきたいです。

広島観音 畑喜美夫監督

昨年度王者の広島皆実を倒してきた広島観音は優勝候補のひとつ 【スポーツナビ】

「2年連続で広島に優勝旗を持って帰れるように」

(昨年度優勝の広島皆実を倒しての出場について)高円宮杯から含めて、今年は全国のトップを取るということでチーム作りをしています。その通過点のところで、どうしても広島皆実を倒さないと全国に行けないというのがあります。高円宮杯では中国代表として出て、強豪とも対等以上に戦って、東福岡や流通経済大柏にも勝てたので、いい形で選手権予選に臨めて、広島皆実との決勝もいいゲームができました。そういったいい自信を持っているので、シミュレーション5試合をしていきながら、初戦に全力を尽くして頑張りたいですね。(手応えは)子供らも手応えを持っているんじゃないですかね。そうやって自分たちに言い聞かせながら大会を戦っていかないと、全国は取れないと思うので、トップを取るというテーマを持ってやっていきたいと思います。
(昔はチーム全体での練習が週に3回だったが)今は火曜日と水曜日だけの週2回になりました。あとは子供たちが構築しながらやるということは、年々、質が高くなっています。キャプテンを中心に今まで以上にメンバー決定やゲームプランを立てて試合に挑んでいます。ゲームを構築する能力は、1年生のときから同じように育てていますから、3年生となった集大成の今年は、そうやって考えて構成力を持っている子たちが多いのでいいチームになったということですね。Jリーグにいく子も2人出たので、組織と個人で全国のトップを目指せればと。(2年連続で広島優勝旗を持ち帰ること)それが使命だと思っています。広島皆実が去年、41年ぶりに優勝旗を持って帰って来たので、2年連続で優勝旗を持って帰れるように頑張りたいと思います。

野洲 山本佳司監督

過去に旋風を巻き起こした野洲は、今年はどんなサッカーを見せるのか 【スポーツナビ】

「野洲のサッカーを全国の皆さんに見てほしい」

(1回戦で対戦する)山梨県代表もいいチームだと思いますし、そこを勝ち上がってもずっと厳しい相手が続くと思います。今年は個々にスーパーなタレントはいないですけど、チームとしてポゼッションをしながらしっかり崩していくチームだと思います。(今年は高校総体、高円宮杯で全国出場を逃したが、選手権に懸ける思いは?)もちろん、この大会を目指してやってきたので、今年の全国デビューとなる大会で、野洲のサッカーを全国の皆さんに見ていただけたらと思いますし、それにふさわしい内容のある試合をしたいですね。1戦1戦やっていきたいです。

作陽 野村雅之監督

野村監督が「チーム作りが遅れた」と話す作陽は、松商学園と対戦する 【スポーツナビ】

「指導者キャリアの中でも大事な1年間」

 今年は、例年に比べると6カ月くらいチーム作りが遅れました。チームとしての熟成も個人の細かいところの熟成もです。その1つの理由として、3年生が1年生のときに僕がS級ライセンスを取りにいっていて、半年くらい細かいところを見ていなかったので、それでこれだけ遅れてきたのかなと。でも、夏休みに遠征などをしていろいろな経験をさせてからは、だいぶチームとして整理できてきました。
(監督として新しく取り組んだことは)2年生にトップとして可能性のある子がいるので、うちは最近は1トップが多いんですけど、2トップにしてみました。実はそれが出遅れた原因のひとつかもしれないんですけど(笑)。
 なんとなく、「こんなことは知っているだろう、できているだろう」という漠然としたところが実はできていなかった。僕自身が学んだ1年ですね。チーム作りをしていく上、個人を伸ばす上で、抑えないといけないポイント、「先輩がこうやっていたから君たちもできるだろう」なんていう、そんなところに頼っていたのかなと。僕の指導者キャリアの中でも大事な1年間だと思います。

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