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中村高明が引退式で涙

中村高明(中央、スーツ姿)の引退セレモニーが執り行われ、10カウントゴングと胴上げで送り出した 【スポーツナビ】

 夜からは小林聡プロデュース「中村高明・引退記念興行」が開催された。今大会では藤原ジムvs.チームドラゴンの2vs.2対抗戦のほか、第10代全日本ミドル級王者で藤原ジム所属・中村高明の引退セレモニーが行われ、激しい試合と涙の儀式が両立したものとなった。

 セミファイナルとメーンイベントにラインナップされた対抗戦。まずセミの渡辺雅和(チームドラゴン)vs.渡部太基(藤原ジム)は、第1ラウンドに渡辺が前蹴りでダウンを奪えば、第2ラウンドでは渡部がタイミングよくパンチを合わせダウンを奪い返す。ジムの看板も背負った戦いは一進一退のまま最終ラウンドにもつれ込むが、ここで意地を見せたのは渡辺。ロープ際に追い込んでヒザを連打し優勢をアピール。結局、3−0の判定で渡辺が勝利し、チームドラゴンに白星をもたらした。

 続くメーンでは、細野岳範(チームドラゴン)vs.鈴木真治(藤原ジム)が行われた。この試合、前J−NETWORKライト級王者・細野のヒジがポイントに。序盤から鈴木の顔面を切り裂かんと左ヒジを出すタイミングをうかがう細野。しかし鈴木も対策は十分か、決定打を与えずに第3ラウンドに突入する。すると、今度は互いのヒジが激しく交錯する展開となり、逆に鈴木のヒジが炸裂し始める。そして、鈴木のパンチと右ハイキックがヒットし、両者もつれるようにリングに倒れる。細野は立ち上がるが足元はおぼつかず、明らかに効いている様子。このまま判定となり、2−0で鈴木が勝利。対抗戦は1勝1敗で痛み分けの結果に終わった。

 全試合終了後、スーツに身を固めた中村がリングに上がり、引退セレモニーが執り行われた。「家族を幸せにするため」引退を決意したという中村。小林GMや師匠の藤原敏男代表らが花束を手渡すと、目には光るものが。マイクを握った中村は「10年前にキックを始めて、自分のすべてでした」と口にすると、こらえきれず男泣き。そして師匠や妻へ感謝の言葉を送り、「10年間ご声援、本当にありがとうございました」と涙でリングに別れを告げた。

■小林聡プロデュース 中村高明・引退記念興行
10月12日(月・祝)東京・新宿FACE

第10代・全日本ミドル級チャンピオン
中村高明・引退式
※本人の希望により引退試合は行わずセレモニーのみとなる。

<メーンイベント ライト級/サドンデスマッチ3R・延長1R>
●細野岳範(チームドラゴン)
(3R判定2−0)
○鈴木真治(藤原ジム)

<セミファイナル ウェルター級/サドンデスマッチ3R・延長1R>
○渡辺雅和(チームドラゴン)
(3R判定3−0)
●渡部太基(藤原ジム)

<第4試合 バンタム級/サドンデスマッチ3R・延長1R>
○一戸総太(WSRフェアテックス)
(3R1分26秒 KO)
●杉山明隆(GET OVER)

<第3試合 フェザー級/サドンデスマッチ3R・延長1R>
●久世秀樹(WSRフェアテックス)
(3R判定3−0)
○小山泰明(建武館)

<第2試合 ライト級3R>
△倉持 厳(超越塾)
(3R判定ドロー)
△原田直樹(青春塾)

<第1試合 バンタム級3R>
△菊池洋次朗(WSRフェアテックス)
(3R判定ドロー)
△松崎公則(STRUGGLE)

<オープニングファイト第2試合 スーパー・ウェルター級3R>
○睦樹・チャモアペット・矢田部(チャモアペット・ムエタイアカデミー)
(3R判定2−0)
●松田偉恭(DTS GYM)

<オープニングファイト第1試合 スーパー・フェザー級3R>
●高木啓介(チャモアペット・ムエタイアカデミー)
(3R判定3−0)
○岩下文耶(朝久道場)

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