１８３ｃｍ、６３キロの容姿端麗な美女戦士、ニコル・バイディソワ（チェコ）。現在２０歳だが、２００６年全仏オープン、０７年全豪オープンでベスト４入りを果たしており、将来を有望視されている実力者だ。目が離せない予感がしそうなバイディソワを今回はクローズアップ！

　女子テニス界のアイドル、シャラポワ（ロシア）の後継者として、日本では『シャラポワ２世』とうたわれるほど注目を集めた。また、所属するアカデミーもシャラポワと同じということで、頭角を現した当初から比較されることもしばしばあった。

　６歳のころに名門「ニック・ボロテリー・アカデミー」で指導を受け、１４歳のときに出場したオレンジボウル（１８歳以下が出場）で優勝。続く全豪オープン・ジュニアで準優勝し、ＷＴＡツアーのデビューを果たす。長身から振りおろされるサービスを武器に、並みいる強豪選手を倒し、０５年には年間５勝を飾った。着実にステップアップする彼女は０７年５月１４日付けで最高ランキング７位になるなど、次世代の女王候補へと名乗りを挙げていた。
　しかし、０８年以降、彼女の活躍に陰りが見えはじめ、ランキングは急降下。また、同郷のラデク・ステパネクとの交際が報じられるなど、現在はテニス以外の話題が多い。まだ２０歳という若さだけに復活を期待したい。

１９８９年４月２３日生まれ
ＷＴＡランキング：１４３位（８月３１日付）
ツアー通算６勝