美女図鑑 マルチナ・ヒンギス編=テニス

テニスマガジン

2007年8月の全米オープンでは、3回戦敗退となったヒンギス。今回は懐かしの美女をクローズアップ 【Getty Images】

 今年の全豪オープン、ウィンブルドンと13年ぶりにグランドスラムに出場したクルム伊達公子(エステティックTBC)が1996年に現役を引退する際、最後に戦った相手――マルチナ・ヒンギス(スイス)。史上最年少で世界ランキング1位、さらに史上最年少優勝を含む5つのグランドスラムを制するなど、一時代を築いた懐かしの元女王にクローズアップ!

5つのグランドスラムを制した“天才”

 正確無比なプレーと無邪気な笑顔でファンを魅了したヒンギス。その人気は日本でもCMに起用されるほど高かった。97年に最年少でのグランドスラム優勝(全豪オープン/16歳3カ月)、そして世界ランキング1位(16歳6カ月)という輝かしい成績を残す。これはいまだ破られることのない大記録である。
 5つのグランドスラムを制した彼女だが、ケガに悩まされツアーを回ることが困難に。2003年、人々に惜しまれつつも22歳という若さで現役を引退した。しかし、6年に再び現役復帰。「テニスが恋しくなった」という彼女らしい復帰理由も、待ち望んでいたファンにとってうれしい限りだった。

 一度目の現役時代は気性の荒さが目立ったが、復帰した彼女は終始、笑顔を絶やさなかった。笑顔のカムバックを果たした同年を世界ランク7位で終え、ファンはより活躍を期待する中、07年ドーピング検査により薬物陽性反応が発覚。彼女は無実を主張するも、ツアーの疲労と事件によるモチベーション低下で再び現役を退いた。

マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)

1980年9月30日生まれ
最高ランキング:1位
WTAツアー通算(シングルス):43勝

テニスマガジン9月号は、ウィンブルドン徹底詳報!

『テニスマガジン』9月号表紙 【写真/テニスマガジン】

 巻頭の技術特集は勝つためには欠かせない“エッグボール”を解説。ベースライン際で急速に落ちる「勝利への放物線」の効果、習得方法を紹介しています。ロジャー・フェデラーがグランドスラム最多勝利記録を樹立したウィインブルドンも、もちろん徹底詳報。「読むテニス」のよろこびにたっぷり浸れます。
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著者プロフィール

1970年創刊の最も長い歴史を誇るテニス専門誌。国内トップクラスのコーチ陣が解説する技術特集は、上級者からビギナーまで全てのプレーヤーにとって、上達のヒントが散りばめられている。グランドスラム4大会をはじめ、試合報道が充実しているのも特徴。

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