“女子高生ファイター”レーナの素顔に迫る!!=『格闘技通信』発

格闘技通信

シーザージムに程近い浅草寺のほおずき市。「お祭りデートとか、したいですねぇ☆」 【金城聖子】

 今、最も注目を浴びている女子格闘家といえば、シュートボクシング(SB)のレーナだろう。その美貌、負けん気の強さ、たしかな技術と三拍子揃った彼女は、8・23『Girl‘s S−cup』の優勝候補として期待されている。超新星・女子高生ファイターの意外な素顔に迫る!

「小学生の頃、引きこもりでした」

7・11JEWELSに登場したレーナ(右)。SBルールでトモ子SPと闘い、判定勝利を奪った 【馬場高志】

――レーナ選手は、女子高生ですよね。

「はい! 女子高に通っています」

――元気があるなあ。笑顔が素敵ですね。

「でも、あんたはしゃべらん方がええって、よく言われます。テンションが高すぎて、アホな子になっちゃうみたい。黙ってたらちょっとはモテるのにとか。エヘヘ」

――またまた……、モテるでしょう?

「いや、それが……全然ですね。ナンパもされへんし(笑)。会場では、及川(知浩)先生が、いつも一緒にいるからかな」

――あ、スキンヘッドの及川選手が一緒にいたら……、声をかけにくいですね(笑)。ちなみに好みの男性のタイプは?

「男っぽい人が好きですね。俺に付いて来いって感じで。でも、二人になったら甘える感じです」

――ツンデレだ。

「そうですね。それに面白い人みたいな」

――ツンデレで楽しい……。条件が厳しいですね。シーザー武志会長みたいな人かな……。

「ああ、会長は……。会長って感じで見てるから……そういう風には見れないですけど」

――草食系男子という言葉もありますけど、例えばお店を決められない男とか……。

「うわ〜、嫌。それでレーナが決めて、ええ〜って言われるのも嫌ですね。自分で決められないのに、決めると嫌な顔されるなんてね。引っ張って行ってほしいですよね。レーナは甘えたいんで(笑)」

――レーナ選手は4姉妹だと聞きました。

「はい、末っ子です。上の姉は8個上なんで26歳ですね。一番上と二番目の姉は、結婚していて子供が3人ずついます。3番目の姉は同棲中です」

――何歳くらいで結婚したいですか?

「20代では結婚したいですけどね……」

――末っ子ならば可愛がられたでしょう。

「それが、逆なんです。子供の面倒を見てとか、従わなかったら、メッチャ不機嫌になるんですよ」

――格闘技を始めたキッカケは、姉妹喧嘩だったようですね。

「はい。3番目のお姉ちゃんをやっつけたろうと思って。3つ上のお姉ちゃんなんですけど、いつもシバかれてたから」

――喧嘩の原因は?

「なんやろ、しょっちゅうつまんないことでやってましたね。その服は私のやとか、それはレーナが買ったやつや、とかね。あとは私の服を勝手に着たやろとか」

――可愛い喧嘩ですね。

「可愛くないですよ。シバかれますから。家の壁に穴が空きますからね。ドーンって肘が当たって。3つくらい空いてますよ」

――今も喧嘩はある?

「今はないですね。格闘技を始めてからもあったけど、S−cupを観に来てくれたときから変わりました。喧嘩売ってこなくなりました。こっちが生意気なことを言ったら噛み付いてくるけど、最近は全然」

――格闘技を始めたのは。

「小学6年のときです。お姉ちゃんをシバいたろと思っていたら、たまたま家の近くに及川道場の看板が目に入ってきて」

――ドラマみたいですね。

「ホントそうなんですけど、ここかなって思いました。でも、お母さんがなかなか許してくれなかったです。レーナが学校、行ってなかったから」

――学校に行ってなかった?

「小学生の頃、引きこもりでした。1年の3分の2は休んでました」

(レーナの8・23『Girl’s S−cup』にかける思いとは? 続きは本誌『格闘技通信』9月号をお読みください)

(文=松井孝夫)

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『格闘技通信』 2009年9月号(No.461)

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