美女図鑑 アナ・イワノビッチ編=テニス

テニスマガジン

前回の全仏覇者のアナ・イワノビッチにクローズアップ! 【Getty Images】

 昨年の全仏オープンを20歳で制したアナ・イワノビッチ(セルビア)。世界ランク1位に上り詰めたイワノビッチだったが、昨年の後半からはケガの影響もあり低迷した。しかし、今年3月に米国カリフォルニア州で行われたBNPパリバ・オープンでは決勝進出を果たし、復調の兆しを見せている。

 現在行なわれている全仏オープンでは2回戦までストレートで勝ち進み、現地時間29日(大会6日目)に、3回戦に挑む。再び“赤土の女王”を狙うイワノビッチにクローズアップ!

空爆を経験し数奇な幼少時代を過ごす

 現在、女子テニス界でもっとも注目を集める選手の一人。容姿端麗で、ファイト溢れるプレーに対して、海外だけでなく、日本でも高い人気を誇る。幼いころ、コマーシャルで流れていたテニスセンターの連絡先を自ら書き留め、母に連れて行くように頼んだことから彼女のテニス人生が始まる。しかし、11歳のときにNATO(北大西洋条約機構)による空爆を経験。彼女の環境は一変し、テニスコートがないことから、空っぽのプールで練習することもあった。

 若かりし日には、日本で行われたITF大会を2週連続で優勝するなど、大気の片りんを見せ始めるとともに、その直後からWTAツアーにも出場。2005年の全仏オープンでベスト8入りして世界から注目されると、着々とグランドスラムで好成績を残していく。迎えた08年の全仏オープンで自身初のグランドスラムの栄冠をつかみ、同時に世界ランキング1位となった。現在は、昨年の終盤からケガに悩まされていたこともあり順位を落とすも、実力は誰もが認める。彼女の復活を早く願うものが多いことは間違いない。

アナ・イワノビッチ (Ana Ivanovic)

1987年11月6日生まれ
WTAランキング:8位(5月11日付)
ツアー通算8勝

テニスマガジン7月号は、全仏オープン特集

 ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラー、アンディ・マレーと世界ランキング男子ワンツースリーのロングインタビューを一挙掲載。読めば、全仏オープンの優勝争いをさらに楽しめること間違いなし。「緩急ベリーマッチ」と題した巻頭の技術特集は、勝負球をより効果的にするための揺さぶり方を解説しています。また、4月18日に亜大の堀内昌一監督を講師に招き開催した「第7回テニマガ公開講座」の模様も一挙紹介。緊張するとフォールトしてしまうなど、再現性の低いサービスを打っている人は必読です。
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著者プロフィール

1970年創刊の最も長い歴史を誇るテニス専門誌。国内トップクラスのコーチ陣が解説する技術特集は、上級者からビギナーまで全てのプレーヤーにとって、上達のヒントが散りばめられている。グランドスラム4大会をはじめ、試合報道が充実しているのも特徴。

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