秋山成勲×須藤元気対談=『格闘技通信』発

格闘技通信

秋山と須藤は多岐に渡る話題を熱く語り合った 【金城聖子】

 MMAのトップファイターでありながらモデルや歌手としても活動している秋山成勲。“変化自在のトリックスター”と呼ばれ、引退後も幅広い活動を続ける須藤元気。裸の付き合いをする旧知の仲という“天才”2人がHERO’S、DREAM、UFC、引退、格闘技界などを熱く語り合った。仰天&笑撃発言連発で波風立ちそう!?

秋山「HERO’S組、僕はそういう意識はありますね」

須藤 秋山さん、Tシャツ、かっこいいですね。高そうですね。手作業ですよね?

秋山 手作業。5万弱かな。

須藤 5万!? 格闘家史上最も高いTシャツを着る男!

秋山 あ、4万7300円やったかな。

須藤 秋山さんのTシャツは4万7300円! 高いです。ユニクロで何枚買えますかね。

――(笑)。お二人の出会いはHERO’Sということになりますか?

須藤 そうです。それで近くの銭湯を紹介してもらって。

秋山 そうだそうだ! あれ? でも、何で元気くんと仲良くなったんかな?

須藤 秋山さんがデビュー前か、デビューしてからですかね……まだ総合のことがよく分からないからって、誘ってもらって……。それなのに僕が面倒見てもらって、食事に連れていってもらって(笑)。

秋山 僕がデビューした頃からだから、4、5年前くらいになるよね。元気くんはすごかったじゃないですか。入場もすごかったし、試合も面白かったし。だから僕が総合をやる前から出ていた選手だったので、お会いできて嬉しかったというのがまずひとつと、僕がその世界に入ったということで、何か教えてもらおうと。一緒に練習したことはないんですよ。どっかでたまたま会ったというのはあるんですけど、ちょっとした意見交換のようなものはしたりはしましたね。それに僕も銭湯が好きなのでシビックランドによく行ってて、たまに『一緒に行こっか?』となってその流れでご飯を食べに行ったりとかは何度かありましたね。

須藤 裸の付き合いです。秋山さんが総合に来るときって、“最後の大物”という感じだったじゃないですか。柔道やレスリングのいろんな人が入ってきたけど、新聞がすごく秋山さんを取り上げていましたよね。

秋山 すごかった。

須藤 当時は毎朝、喫茶店でスポーツ新聞を見て、秋山さんが格闘技界に来る前から騒がれているのを見ていました。

秋山 飯を食ったりするくらいで、飲みに行ったりとかはないかな。一回、みんなでスッポン食べに行って。

須藤 スッポン?

秋山 高谷(裕之)くんと友達とみんなでスッポン食べに行ってというのはあったな。

須藤 ありましたねぇ!

――お二人が同じ大会に出場したのは、2005年3月のHERO’S、翌06年3月のHERO’Sとその年の大晦日Dynamite!!の3回になりますね。

秋山 あ、そうなんですか!

須藤 もっとやってたような気がします。

秋山 常に一緒に出ているようなイメージがありますね。HERO’S組、僕はそういう意識はありますね。HERO’Sで頑張ってた日本の選手、海外の選手もそうですが、会ってどうこうとか一緒にご飯食べてどうとかはないですけど、会えば嬉しいな、と思うことはありますね。

須藤 しっかし秋山さん、強いっすよね。いつ見ても、つえぇーって!

秋山 何それ? 酒? 何に対して?(笑)

須藤 女性ですよ、もちろん!

秋山 えっ?

須藤 失礼しました(笑)。転向してポンポン勝てないじゃないですか。勝ってももうちょっと泥臭い試合になったり。秋山さんは泥臭くない、つえぇーって勝ち方をする。

秋山 いやいや、相手にも育ててもらったという感覚はありますよ。FEGさんにも感謝していますよ。徐々に徐々にという形で、経験とそれに見合った相手ということでどんどん引き上げてもらったという。

須藤 それにしても強いですよ。

(このあと、二人の対談はますますヒートアップ! 続きは本誌『格闘技通信』7月号をお読みください)

(文=中村光伸)

 圧倒的ボリュームで格闘技界の情報をお届けする月刊格通! 7月号では修斗を大特集! 五味隆典や中蔵隆志といったファイターのほか、坂本一弘サステイン代表、中井祐樹といった関係者にも取材を敢行し、5・10修斗伝承や今秋開催予定のバーリトゥード・ジャパンを徹底分析した。また、ゲガール・ムサシ、桜井“マッハ”速人、ヴァンダレイ・シウバにも直撃インタビュー! さらに、青木真也×エメリヤーエンコ・ヒョードル、北岡悟×日沖発の対談も行った。その他、多数の連載や特集は、5月23日(土)発売の『格闘技通信』7月号(No.459)で掲載されます。

『格闘技通信』 2009年7月号(No.459)

【格闘技通信】

5月23日(土)発売! 定価860円(本体819円)
※一部地域では発売日が異なります。
発行 (株)ベースボール・マガジン社
復活勝利を挙げた五味隆典の表紙が目印!

(主なコンテンツ)

<SPECIAL FEATURE>
[特集 DREAM.9の向こう側 D.9−D.10]
山本“KID”徳郁&内藤大助、“対世間”を語る
ゲガール・ムサシ「スーパーハルク=無差別級。優勝してDREAM無差別級王者」
桜井“マッハ”速人「燃え尽きたい!」
青木真也連載コラム「世間にほえろ!!」
「特別な1日」

[徹底特集 修斗& VTJ伝説]
五味隆典「やっと等身大の自分に戻った」
中蔵隆志「勝って佐山先生、ありがとうございますと言いたかった」
中井祐樹「今こそ明かすVTJ参戦の真実」
廣田瑞人「これで俺も世界の仲間入り」
“初代シューター”坂本一弘が目撃した修斗秘史
「10年後も20年後も修斗は存在する」
リオン武「VTJ、おおいに歓迎です」
佐藤ルミナ「引退します。ライト級を」
緊急取材「VTJ‘09復活の真相」
連載「吉鷹弘の魁!STRIKE塾」
「五味選手のリーチは日本人離れしている」
連載[本多編集長の格闘見聞録]
「あれから10年。ルミナが起こしたプロ改革」
連載[セコンドアウト]「5・10『修斗伝承』で見た、3つの『いいじゃないか!』」

[特集 スペシャル対談]
秋山成勲×須藤元気「“格闘技界のSM●P”宣言!?
格闘技界の第三勢力!? DREAM復帰!?」北岡悟×日沖発
「MMA勝利の組み立て方、教えます」青木真也×エメリヤーエンコ・ヒョードル
「10個の夢のようなお話」

[特集 戦極 天下分け目の真夏の決戦]
北岡悟「僕からすれば、坂口選手も廣田選手も同じ
5・4No−Giリポート&5・10修斗伝承観戦記」
小見川道大「佐藤ルミナと闘いたい」
金原正徳「日沖選手の弱点は見つけた」
シャンジ・ヒベイロ「“柔術+ムエタイ”が、僕のスタイルさ」
連載「?阪剛のTK式格闘学会」
「戦極フェザー級GP優勝候補は小見川!!」

[特集 魔裟斗を狙う男たち]
川尻達也「すいません魔裟斗選手どころじゃない」
山本優弥「魔裟斗選手に辿りつきたい」
佐藤嘉洋、ジョルジオ・ペトロシアン、アルトゥール・キシェンコ、ブアカーオ・ポー.プラムックのインタビューも掲載!
連載[GOD in K−1]

[特集 UFC世界の頂への挑戦]
秋山成勲 金網極秘練習 独占潜入取材!
「覚醒寸前」ヴァンダレイ・シウバ
「どちらが本当の“シウバ”かすぐにわかるよ」
長南亮連載コラム「クエストジャパン」
「アメリカから日本へ」
連載「UFC通信」
「UFC99で宇野と闘うフィッシャーとは?」

[特集 真相直撃!]
久保豊喜GCM代表 宇野薫独立と慧舟會改革を語る
小林聡 全日本キックGM 6・21「野良犬電撃作戦」ふたたび。
「みんな、プロのケンカが見てえんだろ!?」

[特報&特集 WORLD REPORT]
速報! 5・16 IT’S SHOWTIMEリポート
バダ・ハリ、シュルトを粉砕! 2万人熱狂!
M−1C&MMAスペシャル
ADCC世界大会開催地、スペインのMMA事情
連載「オランダ通信」
「ハーリック会長、アーツとの復縁を語る」
連載「月刊レスリング」

<大反響! 豪華連載コラム>
桜庭和志の本音コラム「やっぱり面倒臭い」
「ザ・酔っぱらい列伝 格闘家たちとお酒の関係」

前田日明コラム「酔生独言」
「格闘技とテレビについて考える。」

三崎和雄コラム「三崎宇宙」
「秋山戦のきっかけはサーフィン?」

武蔵のK−1バカ一代「格闘家か、お笑いか それが問題だ!?」

[特集 決起の夏が待ちきれない]
勝村周一朗「修斗の“リアル”なリングに身を置きたい」
MIKU「五味隆典に魅せられて。」
石川直生「青木くんと優弥と3人で大晦日!@5・17Krush.3」
中村K太郎、佐々木信治、鈴木博昭、鈴木雄三、青葉繁にも取材を敢行!

■その他、海外&国内試合リポートや連載コラムなどなど、いつも通りの充実した内容でお届けします!!
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