ファーガソン監督「C・ロナウドはピッチに残りたかっただけ」=イングランド・プレミアリーグ第36節レビュー
マンC戦で途中交代したロナウドが見せた不満げな態度が物議を醸している 【Man Utd via Getty Images】
2位のリバプールはウェストハムと対戦し、主将ジェラードの2ゴールなどで3−0と快勝。マンUにプレッシャーをかけ続けているものの差は縮まらず、残り試合の1つ多いマンUが依然として優位に立っている。
また、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝で敗れたチーム同士の対戦となったアーセナル対チェルシー。チェルシーはDFアレックスのゴールで先制すると、その後も3点を追加し、アーセナルに4−1で圧勝した。この結果、チェルシーが3位以上、アーセナルの4位が確定した。
以下は試合後の各クラブの監督・選手コメント。
マンC 0−2 マンU
「今日はいい試合ができなかった。まあ、ダービー戦は恐ろしい試合になり得るからね。われわれは完全に試合をコントロールすることができたから、シティは得点を奪えないだろうと思った。テベスが奪った2点目が試合に決着をつけた。
(途中交代となった際に不満を見せた)ロナウドの行動は理解しているよ。彼は絶好調を維持しており、ピッチに残りたかった。ただそれだけなんだ。しかし、5日に行われたCL準決勝のアーセナル戦でロナウドは走り続けていたから、彼を休ませたかった。残りの重要な試合でベストコンディションのロナウドを起用したいからね」
DFパトリス・エブラ(マンU)
「テベスが挙げた前半終了間際の2点目は大きかった。ゴールが入ったとき、シティの選手たちは明らかに落胆していた。テベスは最高のパフォーマンスを披露してくれた。彼はどの試合でも全力を尽くすし、まじめな選手なんだ」
ウェストハム 0−3 リバプール
「われわれは自分たちの仕事をした。試合に勝ち続け、ユナイテッドに圧力をかけることしかできないからね。スコアは3−0で終わったかもしれないが、ウェストハムはいい試合をしたと思う。2点ビハインドの時点でも、彼らは素晴らしいパス回しでいくつものチャンスを作り出した。そのため、われわれはダメ押しとなる3点目を決めなければならなかったんだ」
MFスティーブン・ジェラード(リバプール)
「ユナイテッドに追いつくためには、勝利を挙げることが必須だった。彼らはまだ優位に立っているかもしれないが、残りの試合でアーセナルやハル・シティとの対戦が控えているから、勝ち点を落とす可能性は十分にあるだろう。もし僕らが優勝を飾ることができなくても、今シーズンは選手たちにとっていい勉強になる。そして、来シーズンに向けて、その経験を生かしてリーグ優勝を目指したい」
アーセナル 1−4 チェルシー
「厳しい結果となってしまったが、プラスとマイナスの面がある。もちろん、1−4で敗れたことに失望している。一方、われわれが多くの得点機を作り出したことは良かったと思う。残念ながら、そのチャンスをものにすることはできなかった。
リバプール戦で4失点、(CL準決勝の)ユナイテッド戦で3失点、そしてチェルシーに4失点を喫したように、われわれには守備の改善が必要だ。しかし、新しいDFを獲得するのではなく、チームのバランスを改善するべきだと思う。まずは中盤からの守備を強化しなければならない。ホームで2試合連続の大敗を喫した選手たちにとっては、巻き返しを図るために精神的な強さを見せる必要がある」
フース・ヒディンク監督(チェルシー)
「6日のバルセロナ戦でCLから敗退したため、その敗戦を引きずってしまった。だから最初の20分は、アーセナルのペースだった。しかし、その後、アレックスがセットプレーから先制点を奪い、選手たちが完ぺきなリアクションを見せてくれた。素晴らしい結果を出したこのチームを誇りに思う」
MFフローラン・マルーダ(チェルシー)
「最終節までの新たな目標は、2位を勝ち取ることだ。リバプールは絶好調だから、彼らを追い抜くのは簡単ではないけれど、あきらめずに残りのリーグ戦で全力を尽くさなければならない。30日に行われるFAカップ決勝に向けて、この試合で見せたパフォーマンスを再び披露して、サポーターのためにもトロフィーを獲得したい」
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