美女図鑑 マリア・シャラポワ編=テニス

テニスマガジン

7カ月ぶりに復帰を果たし、BNPパリバ・オープンの女子ダブルスに出場したマリア・シャラポワ 【Getty Images】

 右肩の負傷で、昨年7月から長期欠場していた“テニス界の妖精”マリア・シャラポワ(ロシア)。今年3月に米国カリフォルニア州で行われたBNPパリバ・オープンにロシアの同僚、エレーナ・ベスニナとダブルスを組んで出場したが、復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。
 肩の故障もようやく癒え、今月18日のワルシャワ・オープンで10カ月ぶりのシングルス復帰を果たすシャラポワをクローズアップ!

美貌と実力を兼ね備えた“テニス界の妖精”

 その美貌(びぼう)はテニス界だけでなく世界で称賛される、説明不要の存在。西シベリアの貧しい家庭に生まれるが、4歳から公園で壁打ちを始める。6歳で参加したエキシビションでマルチナ・ナブラチロワ(チェコ/米国)に米国行きを勧められると、父ユーリは娘の才能にすべてを賭け、仕事を辞めて渡米を決意。わずか7歳でニック・ボロテリー・テニス・アカデミーの門をたたき、9歳からはフルタイムで練習に打ち込んだ。のちにその愛らしさから“クルニコワ2世”(アンナ・クルニコワ/ロシア)として注目を集めたが、当時は“ヒンギス2世”(マルチナ・ヒンギス/スイス) として純粋に才能を高く評価されていた。

 14歳でプロデビューを飾り、16歳でツアー初優勝、モデル契約も結ぶなど徐々にステップアップを果たし、2004年のウィンブルドン優勝で一気にスターダムへと駆け上がる。17歳の美しき新女王に多くの企業が飛びつき、現在も公式サイトで確認できるスポンサーはティファニー、パーラックス、タグホイヤーなど計10社に上る。その後も2度グランドスラム(06年全米オープン、08年全豪オープン)で優勝するなど、その活躍はとどまるところを知らない。

マリア・シャラポワ (Maria Sharapova)

1987年4月19日生まれ
WTAランキング:30位(3月23日付)
世界最高ランキング:1位
ツアー通算19勝

テニスマガジン6月号は、「基本」特集

テニスマガジン6月号表紙 【写真/テニスマガジン】

 巻頭では「急がば基本」と題して、テニスの上達とともにないがしろにしがちな基本を特集しています。「手打ち」「遅くて緩いチャンスボールをミスする」「スタンスが狭く、バランスが悪い」「余分なフットワークをしている」……当てはまる人は必読です。好評のテニスアイテム研究シリーズ第2弾はストリングスにスポットを当てています。星の数ほどあるストリングスから自分にふさわしいものを選ぶヒントが満載です。
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著者プロフィール

1970年創刊の最も長い歴史を誇るテニス専門誌。国内トップクラスのコーチ陣が解説する技術特集は、上級者からビギナーまで全てのプレーヤーにとって、上達のヒントが散りばめられている。グランドスラム4大会をはじめ、試合報道が充実しているのも特徴。

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