KID、ウォーレン対策を語る!=格闘技通信

格闘技通信

KIDとランバーの極秘特訓の様子は格通最新号でチェック! 【(C)会田忠行/格闘技通信】

 5.26DREAMフェザー級GP2回戦でジョー・ウォーレンと対戦する山本“KID”徳郁。理想のスタイルを求め、ランバー・ソムデート・M16と合同極秘特訓(詳細は『格闘技通信』6月号に掲載!!)を敢行したKIDは、レスリング世界王者のウォーレンといかに闘うのか?

俺が勝つことは間違いない

――フェザー級GP二回戦、KID選手の復帰戦の相手がジョー・ウォーレンに決まった。一回戦で受けたウォーレンの印象は?

 力はたぶん(参加選手の中で)一番あるんじゃないかなと思う。ビビアーノ(・フェルナンデス)も力はあるけど、ウォーレンも相当あると思う。

――一回戦で元WEC王者チェイス・ビービを撃破したウォーレンは、あの試合が総合デビュー戦で、しかもフィニッシュのヒザ蹴りはそれまでほとんど練習したことがなく、ぶっつけ本番に近い状態で出した技だったようです。

 へえ〜。そういうとっさの判断がすごい選手なんだ。

――総合デビュー戦ということで、試合開始直後は息ができず、パンチを食らっている時は恐怖や痛みをひたすら耐えていたらしいです。そんな総合ビギナーのような選手が、後半に盛り返して、練習もしていないような技で強豪に勝ってしまった。

 (総合に)目覚めちゃったんじゃないですか(笑)。いい選手だと思う。レスリングのグレコローマンで世界選手権と全米選手権を制した選手だから。

――ウォーレンは「全米や世界選手権で結果を残してきた僕から見たらKIDは全然(実力が下)」とコメントしている。

 それはそうですよ。そっちの方が上ですよ(笑)。

――総合デビューして間もない選手だからといって、簡単に勝てるとは思わない?

 簡単には勝てないですよ。全員、簡単に勝てる相手だとは思わない。でも、俺が勝つことは間違いない。

――ウォーレン攻略のポイントはどの辺にありそう?

 ガーッと押してくるだろうけど……そういう押し合いになったら、向こうはグレコでそれだけの実績を残してきた人だからすごいとは思うけど……。でも、実際に肌を合わせてみないとわからないですね。だって、フリーのオリンピックに行っていたヤツだって、MMAの試合ではテイクダウンされることだってあるじゃないですか。

――実際に肌を合わせてから、リング上で戦法を変えるかもしれない?

 そうですね。

――KID選手が「今成(正和)とビビアーノがやったら、おもしろそう」と言っていたとおり、二人の対戦が本当に組まれた。

 みんな、見たかったと思うんですよ。『今成とビビアーノがやったらおもしろそう』という声はあちこちから聞いていたから。巷の噂になっていたから、俺も『おもしろそう』と思った(笑)。でも、どういう展開になるかはわからない。俺、寝技のことはあまりわからないから。だって、前、ビビアーノとやった時、入場する時に昔の成績が(煽りVTRに)出るじゃないですか。そのVTRの中でビビアーノが柔術の世界で何回も優勝経験があることを紹介されていた。それを俺はバックステージで見ていて、『えっ! そんなにすごい選手だったの!? 』と初めて知った(笑)。もちろん試合前に対戦相手の資料をもらって、DVDを見て『寝技が上手いなあ』と思っていて、大会で優勝したこともある選手だということは聞いてたんだけど、世界レベルの柔術大会で何回も優勝していることは知らなかった。

[文・文=本多誠 写真=会田忠行]

※KIDの極秘特訓とは? また、KIDの桜井“マッハ”速人に対する思いとは? 続きは『格闘技通信』6月号をチェック!

『格闘技通信』 2009年6月号(No.458)

山本“KID”徳郁の表紙が目印! 【格闘技通信】

4月23日(木)発売! 定価860円(本体819円)
※一部地域では発売日が異なります。
発行 (株)ベースボール・マガジン社

《SPECIAL FEATURE》
[山本“KID”徳郁 復活の日]
山本“KID”徳郁×ランバー・ソムデート・M16
これがKIDの新戦闘スタイルだ!
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