モリーニョ監督「ユベントスは口ばかりのチームだ」=セリエA第32節プレビュー

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ユベントスとのイタリアダービーに向けて“口撃”を行なったインテルのモリーニョ監督 【Getty Images】

 2008−09シーズンは残り7試合となり、スクデット(セリエA優勝)争いもいよいよクライマックスに。今節は、首位をひた走るインテルと、逆転優勝に望みをかける2位ユベントスとの直接対決が行われる。勝ち点差は10開いているが、ユベントスとしては勝ち点3を得て、いちるの望みをつなぎたい。一方のインテルは、ライバルを倒してスクデット獲得を決定的にしたいところだろう。

 また、3位のミランはトリノをホームに迎える。結果次第では2位浮上もあるだけに、下位チーム相手に確実に勝利したいところだ。そのほか、6位のローマは降格圏内のレッチェと対戦する。

イタリアダービーを制するのは?

ラニエリ監督(ユベントス)

「インテルとの対戦がやっときた。練習では選手たちがいい動きを見せてくれているし、彼らはできるだけ早くピッチに出たいと思っている。勝ち点3を獲得するためには、この試合を決勝戦として扱わなければならない。インテルがいいパフォーマンスを披露しなくても勝ち続けていることは、ユベントスとの主な違いだ。われわれは120%の努力をしたが、多くの勝ち点を落としてしまった。

 アマウリを招集メンバーに選んでいるが、けがから復帰したばかりのため、スタメンに起用するかどうかはまだ決めていない。まずはチームのドクターの意見を聞いてから判断する。とにかく、ベストメンバーで臨んで勝利を目指すよ」

FWデルピエロ(ユベントス)

「僕らはインテルがうらやましいわけじゃない。僕はユベントスの選手としてプレーできるのが光栄なんだ。この数年間はユベントスにとって難しい時期だったが、それを乗り越えることができた。ユーベがセリエBに降格した時、イブラヒモビッチがユベントスからインテルに移籍したが、それは彼自身の選択だった。インテルが強豪になったのは、イブラヒモビッチではなくモラッティ会長の資金のおかげだろう」

モリーニョ監督(インテル)

「ユベントスは口ばかりのチームだ。今シーズンが始まる前には、目標はセリエA優勝だと宣言した。その後はチャンピオンズリーグ(CL)優勝を狙っていると言い始めた。そして、CLから敗退した後は、またスクデットを目指していると言い出した。今は逆転優勝がほぼ不可能となっているから、目標がコッパ・イタリアだと主張しているんだ。

 今夜のイタリアダービーを制するのは、イタリアで一番強いチームではない。セリエAの最強チームは、リーグ優勝を収めるチームだ。イブラヒモビッチのいつもの大活躍を期待している。彼は最高の選手だが、1人だけではインテルを勝利に導くことはできない。チームには選手11人がいて、イブラはチームの1人なんだ」

FWイブラヒモビッチ(インテル)

「ユベントスとの一戦は、インテルにとって今シーズン最も重要な試合ではないと思う。僕らは勝ち点10差で首位に立っているから、試合に勝っても負けても優勝する。しかし、サポーターにとっては素晴らしい90分になるだろう。リーグ優勝に影響しないかもしれないが、僕らが勝利を奪いにいくよ」

ユベントスをかわして2位浮上を目指すミラン

ガッリアーニ副会長(ミラン)

「残りの試合で何が起こるかは分からない。もちろん2位を狙っているが、4位と5位にはジェノアとフィオレンティーナいる。われわれは油断してはならない」

MFロナウジーニョ(ミラン)

「今シーズンはいろいろなけがを負ったため、多くの試合で欠場してしまった。でも、今はベストコンディションを取り戻したから、チームが勝利できるように貢献したい。(来季の)CL出場権を確保するためには、残りの試合でできるだけ多くの勝ち点を獲得しなければならない」

CL出場権確保へ意欲を見せるローマ

スパレッティ監督(ローマ)

「シーズン序盤に多くの敗北を喫したため、最初から上位のチームを追わざるを得なかった。その結果、(来季の)CL出場権を確保するのは難しくなったが、われわれはあきらめない。このチームには優れた選手がそろっているが、結果を出せなかったのは監督の責任だろう。しかし、4位になるためにシーズン終盤に向けて全力を尽くす」

セリエA 第32節 有料ライブ放送

 スポーツ専門のライブ映像配信サイトのLiveSports.jpでは、セリエA第32節の以下の3試合を有料でライブ配信いたします。

ユベントス対インテル
4月18日(土)27時30分

ローマ対レッチェ
4月19日(日)22時

ミラン対トリノ
4月19日(日)27時30分

※配信スケジュールは変更になる可能性があります。
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