パンクラス1位砂辺、石川戦望むところ!=シュートボクシング
シュートボクシング戦「武士道−其の弐−(4月3日・後楽園H)」で石川と対戦する砂辺 【高崎計三】
SBの09年第2弾大会でもルイス・アゼレード、マモルといった総合格闘家に続き、パンクラスから砂辺光久が参戦。石川剛司との対戦に臨む。
決戦まであとわずか。「沖縄という恵まれない環境でやってるんで負けん気は人一倍あるつもりです。それをリングで出します」という砂辺と石川から、それぞれ力強いコメントが届いた。
◎砂辺コメント
──SBルールについては?
勉強しました。本当に面白いルールだと思いますね。立ち技最強を決めるのに相応しいルールだと思います。選手層も厚いし、総合からも阿部裕幸さんを筆頭にマモル選手だとか佐藤ルミナ選手、女子ではフジメグ(藤井惠)さんやMIKU選手といった選手も参戦してるじゃないですか。総合の選手が参戦しやすいルールだと思うし、大みそかの「Dynamite!!」で総合の選手がK−1の選手を立て続けに破ったことなんかもあって、いい流れだと思いますしね。
──SBルールは自分に向いていると思いますか?
うーん……リングの上にいること自体が、自分に向いているんです。
──なるほど。立ち技ルール自体は初体験ですか?
いえ、プロになりたてのころに、沖縄でキックを2試合やって2引き分けかな。アウェーで主催者判定みたいな感じで……まあ、倒せなかった自分が悪いんですけど。
──相手の石川選手については?
SBの遺伝子、シーザー会長の遺伝子をそのまま受け継いだ選手、という印象ですね。どうせ参戦するならSBルールが分からない選手とやるよりは、そのSBルールでずっとやってきた人と闘いたかったので良かったです。いい選手だと思うし、強い選手を当ててくれたのでうれしいですね。あの歳でトップで居続けるのもそれなりの技術も力も、何よりもハートのある方だからだと思うので高い壁だと思ってます。一瞬「俺、噛(か)ませ犬かな?」って思いましたけど、DEEPでやったランバー戦の時みたいにKYでいきます(笑)。キャンキャン吠(ほ)えてやりますよ(笑)。
──研究・分析は?
しました。SB経験者の阿部さんのトコで練習したり、いろんな方から話を聞いたり練習させてもらって秘策をいただきました(笑)。
──最も警戒する部分は?
完成度じゃないですか。本当にシュートボクサーとして確立されているので、そこじゃないですかね。
──絞首刑人。というニックネームがあるぐらいで……
そうですよね。でもチョークスリーパーとかかけているところも見たんですが、SBルールを知らない人にかけてるかなあという印象は否めないと思うんですよね。
──今回は初参戦でトップランカーと当たるわけですが、継続参戦の希望は?
求められれば。求められるような試合をしたいですね。いずれは、SBで総合格闘家とシュートボクサーの全面対抗戦とかやっても面白そうですね。そこに入れるような試合をしたいです。
──なるほど、それも面白そうですね。今回の試合に向けての練習場所などは?
ボクシング、空手、キック、総合といろんなジムで練習してますよ。
──では、久しぶりの試合でも不安はない?
SBは初めてだし不安がないと言ったら嘘になる。でも自分らしさが出せれば、自ずと結果はついてきます。最近、勝敗ではなくてベストを尽くすことが全てだということが分かってきたので、その“ベスト”を上げるために練習して、その“ベスト”を尽くして相手に挑めば面白い試合になるし、結果もついてくると思います。
──今回は60kg契約ですが?
オファーがその階級だったので。本来ならもう一つ下の階級が適正かなとは思うんですが、提示されたのがトップランカーだったので受けました。
──勝つイメージはもうできていますか?
できています(即答)。いくつかパターンはできてます。そこに相手をはめてしまうだけですね。
──では、初めて砂辺選手を見るお客さんもたくさんいると思うので、メッセージをお願いします。
パンクラスのリングに上がっても、ケージに入っても、SBのリングに上がっても、自分らしさを見てほしいですね。
──砂辺選手の自分らしさとは?
負けん気じゃないですか。沖縄という恵まれない環境でやってるんで負けん気は人一倍あるつもりです。それをリングで出します!そしてキャンキャン吠えます(笑)。
◎石川コメント
――砂辺選手の印象は?
見たことないし何も分からないですね。まぁオレ相手にSBのリングに上がってくるわけだから多少根性はあるんじゃないですか?他の総合の選手は逃げたって聞いたし。
――今回の試合に向けた対策は?
総合の選手だからどうこうっていうのはないですね。こっちはシュートボクサーですから、殴るか投げるか絞めるかしてKOするだけです。
――砂辺選手は、自分らしさを出せ結果はついてくるし、勝敗ではなくてベストを尽くすことがすべてだと考えるようになったと言っています。石川選手はどうですか?
ベストを尽くして負けてたら意味がないんで。自分らしい闘いをして勝ちに行かなきゃお客さんにも伝わらないですよ。だから今回もいい試合をしようなんて気はさらさらないですね。ぶっつぶすだけです。
■SHOOT BOXING 2009年シリーズ戦「武士道−其の弐−」
4月3日(金)東京・後楽園ホール 開場17:00、開始18:00(スターティングクラス開始17:10)
【エキスパートクラス特別ルール 3分3R・無制限延長R】
<第11試合 70kg契約>
[S−cup2008世界第3位]宍戸大樹(シーザージム)
[S−cup2008世界第3位]ルイス・アゼレード(シュートボクセアカデミー)
<第10試合 70kg契約>
[SB日本スーパーウェルター級2位]大野 崇(UNIT−K)
[SB日本ミドル級2位]梅野孝明(シーザージム)
<第9試合 ヘビー級契約>
ベルナール・アッカ(フリー)
[SB日本ヘビー級3位]岩下雅大(龍生塾)
<第8試合 55kg契約>
[SB日本スーパーバンタム級1位]崎村暁人(グラップリングシュートボクサーズ)
[修斗元・世界バンタム フェザー級王者]マモル(シューティング横浜ジム)
<第7試合 60kg契約>
[SB日本スーパーフェザー級1位]歌川暁文(UWFスネークピットジャパン)
[SB日本スーパーフェザー級3位]鈴木博昭(ストライキングジムAres)
<第6試合 60kg契約>
[SB日本スーパーフェザー級2位]石川剛司(シーザージム)
[パンクラス フライ級1位]砂辺光久(フリー)
<第5試合>
[SB日本スーパーフェザー級4位]島田洸也(シーザー力道場)
[ZSTバンタム級]山城裕之(しんわTOTAL COMBAT チーム ZST)
<第4試合 57kg級契約>
[SB日本スーパーバンタム級]伏見和之(シーザー力道場)
船橋寛史(マッハ道場)
【スターティングクラスルール 2分3R・延長1R】
<第3試合 70級契約>
山崎貴文(マルプロジム)
渡辺翔太(チームドラゴン)
<第2試合 55kg級契約>
[SB日本スーパーバンタム級]高嶋龍弘(シーザー力道場)
大桑宏彰(シーザージム)
<第1試合 71kg級契約>
[SB日本ミドル級]川地正倫(シーザー力道場)
黒木信一郎(ストライキングジムAres)
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