石川遼、公式会見では英語でスピーチ「一生の宝物になる」
米男子ゴルフのアーノルド・パーマー招待を前に、公式記者会見をする石川遼=ベイヒル・クラブ 【共同】
以下は会見での石川のコメント
「招待されたのはとても光栄なこと」
この大会に、アーノルド・パーマー氏から招待されたのはとても光栄なことです。一生の宝物になると思います。今朝パーマー氏とお会いする機会がありました。とても貴重な経験だったので、その時の感情を説明するのが難しいです。でも握手をした時から、とても心の温かい人だということが分かりました。
ここまで2戦、PGAツアーを戦ってきましたが、いかに予選を突破するのが難しいか分かりました。でも同時に、そうした環境でプレーすることにも慣れてきました。今週は自分のゴルフを続け、予選突破できるように頑張りたいと思います。
(以上はすべて英語でコメント)
「パーマー氏をとても尊敬している」
最初に日本のトーナメントで優勝してから2年経っていますが、その間、多くのメディアの方とお話しすることがあり、最近ではだいぶ慣れてきました。メディアの方たちは、いつも自分のパフォーマンスを報道してくれています。自分の調子は良いときもあれば、悪い時もあるので、そういう時はあまり詳細まで報道してほしくないという気持ちもあります。でも全体として、自分のパフォーマンスを毎日報道してくれているので満足しています。
――4年前のAJGAボーイズチャンピオンシップで同じコースを回ったらしいが、その時の思い出は?
17番ホールでワニを見たのを覚えています。ワニを見たのは初めてでしたが、ゴルフコースにいることに驚きました。コース自体は全ホール覚えています。特に印象に残っているのは、9番と18番のドライバーショットです。
――(現地の記者が日本語で質問)あなたの英語はとても上手です。毎日何時間勉強しているのか?
(親指を上げて、日本語が)素晴らしい! 今回は英語の教科書を持ってきていますが、毎日ゴルフの練習をしているので、ホテルでは休むようにしています。でも新聞は読むようにしていて、分からない単語があれば、それを辞書で調べて覚えるようにしています。
――パーマー氏の印象は?
4年前にAJGAの大会でプレーした時に、全選手がパーマー氏からピンクのフラッグをいただきました。すべてパーマー氏がサインしてくれました。その時に、パーマー氏が心からジュニアの選手を支援してくれていることを感じました。だから、パーマー氏のことはとても尊敬しています。
「いつか日本代表として五輪に出てみたい」
「いつか日本代表として戦ってみたい」と希望を語った石川 【PGAツアーモバイル】
究極的な目標は、同じスイングをキープできるようになること。体とムーブメントについても同様です。でも、今はまだそれができていない状況です。
――欧州PGAでプレーする予定は? またゴルフが五輪種目になったら出たいか?
欧州PGAはテレビで何度か見たことがありますし、そのレベルは米PGAツアーと同じくらい高いことも知っています。また、欧州PGAの選手が米PGAツアーに出場して、良い成績を残しているのも知っています。スケジュール次第というところと、あとはオファーをいただけるかということでしょうか。もしチャンスがあれば、ぜひ出場したいと思います。
ゴルフが五輪種目になったら、ぜひ日本代表としてプレーしたいですね。野球のWBC、サッカーのワールドカップ、そして北京五輪も見ていました。いつか日本代表として五輪に出られるようになりたいですね。
「ウッズを見て、PGAで戦いたいと思った」
前はもっと興奮するだろうと思っていましたが、今はそれほどでもないですね。近い将来、もしタイガーと直接対戦することがあれば、感じるだろうと思います。でもそこまでにはもっと練習が必要ですね。
――恐らくたくさんのPGAツアーを見てきたと思うが、ウッズの勝利で一番印象に残っているのは?
2005年のマスターズ。16番のグリーンでタイガーが長い距離からチップインを決めたシーンですね。それから昨年のこの大会で、最後にタイガーが長いバーディーパットを決めたシーンもよく覚えています。あれを見てPGAツアーで戦いたいと思うようになりました。
――昨日、一緒に練習ラウンドをプレーした今田選手のことはどう見ているか?
自分との一番の違いは、ボールの軌道だと思います。向かい風の時は、今田選手が自分より飛んでいました。また、横風が強いと自分は風に乗ってしまうのですが、今田選手のボールは常に真っ直ぐ飛んでいました。
<了>
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