UFC参戦の秋山が会見、6試合契約で8月初戦予定
国内よりも海外へ「大きな意味のあるものなのでは」
参戦先にはFEG、戦極の選択肢もあったとのこと 【スポーツナビ】
自分からお話をしたことはありません。國保(尊弘、戦極広報)さんのお話などを記事で目にすることはありました。
戦極というところではこの間自分が「吉田(秀彦)先輩とやりたい」と言ったことであったり、三崎(和雄)選手とまだちゃんとした試合をしていないというところで視野に入れてはいましたが、それよりも1度海外へ出ることの方が僕にとって大きな意味のあるものなのではないかと思いました。
──FEGと再契約の考えはなかった?
いえ、もちろんFEGさんと再契約をしたいとも思っていましたので、選択肢として視野に入れてはいました。
──UFCのアジア進出について具体的な構想は聞いている?
よく分かりませんが、日本では過去に大会がありましたし、韓国からはデニス・カーンが参戦していますので、僕の憶測ですが、アジア進出を狙っていると思います。
──UFCルールへの適応は?
自分が練習をさせてもらっている和術慧舟會はそういう選手ばかりですので、練習に行くのが楽しみです。
──UFC参戦が決まって、岡見選手からは何か?
まだちゃんと話はできていないのですが、前に「秋山さんが来てくれたらうれしいな」と言ってくれていました。宇野くんのUFC行きは決まったんでしたっけ? まだ決まっていないんでしたっけ? 宇野くんは過去にUFC出場経験があるのでどういったところなのかなど、話を聞きました。
──ミドル級参戦となると岡見選手と々階級です。
岡見選手は自分より年下ですがUFCでは大先輩ですし、自分で自分のことを見てもまだまだ敵う相手ではないと思います。しかし、だからこそ練習のしがいもありますし、刺激にもなります。これまでとは違った見方で岡見くんを見ることができるようになってので、それはうれしいと思っています。
──モントリオール大会(4月18日、UFC97)を観戦されると?
はい。
──参戦が決まってUFCへの見方は変わった?
はい。細かい部分や、雰囲気などを見るようになりました。
「挑戦を忘れずに前へ進んで行ければ」
4日には母国の韓国でも会見を実施 【スポーツナビ】
ジョルジュ・サンピエールとかBJ(ペン)ですね。軽い階級でやっている選手たちの動きを見たいと思っています。
──対戦したい選手は?
岡見くんががんばっているので、岡見くんがチャンピオンになったら岡見くんに挑戦したりするのも夢があっていいんじゃないかと思います。
──ミドル級へはヴァンダレイ・シウバが転向してくるとも言われています。
あ〜、そうですね。聞きました。やりたいですね。
──「DREAM.6(9月23日・さいたまSA)」以降どのような練習を?
普段と変わらない練習をしていました。「もしかしたらUFCへ行くかも」ということでひじの練習なんかもやていましたが、興味を持ってやってみた程度で、そのほかはウェートトレーニングをやったり普段どおりの練習をしていました。
──自伝を出版されるそうですね。そのほか、試合以外の活動は?
自伝では格闘技やその他、これまで経験してきたことを全部出したつもりなんですけれども、そのほかでは例えばテレビへ出たり、韓国でUFCを知ってもらう活動をしたり、日本では(UFCを放映している)WOWOWへの加入者が1人でも増えたりすればよいと思います。具体的にはまだ決まっていませんが、そういうことを考えています。
──韓国の会見では何を話すつもり?
「UFCに挑戦します」ということを報告したいをと思います。
──最後に日本のファンへメッセージを。
挑戦する気持ちを忘れずに前へ進んで行ければ。今は不況ですが、自分が挑戦する姿を見せることで景気回復につながればいいなと思います。
ダナ代表「秋山選手の参戦を歓迎致しまず」
会見で配布されたダナ代表のコメント入りプレス資料 【スポーツナビ】
ダナ・ホワイト − 秋山選手記者会見 声明
(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)UFCの運営をして参りましたZuffa代表のDana Whiteです。本日このように秋山選手のUFC進出の記者会見を行うことに対して誠に嬉しく思います。このような意味深い席にZuffaの代表として出席の予定でしたが、内部事情により本目の記者会見に出席できなくなったことを大変申し訳なく思っております。
私たちは世界規模で総合格闘技の最高の格闘家たちと最高の戦いを世界中のファンに提供することを目指してきました。オクタゴンリングでの試合のためにアメリカだけに留まらずアジア、ブラジル、ヨーロッパの最高の格闘家を探し求めてきました。そして2009年ここに私たちは世界中で行われるUFC試合で最高の選手たちが戦っているということを宣言することができると信じております。
本日、それがより一層強固なものになると確信しております。UFCは秋山成勲選手と独占契約したことをここに正式に発表致します。
皆さんは既に秋山さんのことはご存じだと思いますので、今日改めて私がここで彼について説明する必要はないとも思いますが、少しお話させてください。
秋山選手は2004年に総合格闘技に転向した世界クラスの柔道家で、トップクラスの選手としての地位を確立しています。総合格闘技ワールドランク・ミドル級の中でも刺激的な試合を行う人気のある選手で、数年のうちにUFCのミドル級チャンピオンであるアンダーソン・シルバの最も強力な対戦相手になりうる格闘家です。
秋山選手がUFCと契約したことは既にアメリカでも話題になっており、UFCのファンは今年の夏にオクタゴンリング上での彼の試合を観戦できることを大変楽しみにしております。
秋山選手のUFC参戦を心より歓迎致します。
Dana White
UFC President
ダナ・ホワイト
UFCプレジデント