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渋谷修身がアームバーで一本勝ち ZST王者に輝く
「ZST.19」新宿FACE大会トピックス
渋谷(中央)が第二代ZSTウェルター級王者に輝く
渋谷(中央)が第二代ZSTウェルター級王者に輝く【佐々木亜希】

 25日、東京・新宿FACEで開催された『ZST.19』において、第二代ZSTウェルター級王者決定戦が実現。奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09)を5R2分18秒、アームバーで破り、元パンクラス所属で現フリーの渋谷修身がZST王者に輝いた。


 関節技による一本、もしくはKOでのみ決着がつく5分無制限ラウンドで行われたタイトルマッチ。ともに譲らぬ攻防が続く中で観客席からはそれぞれに「渋谷先生、頑張って」「渋谷さん、ベルト獲って」「おっくん、頑張れ」「奥出、気持ちだ、気持ち」の声が飛ぶ。


 5R、消耗しきった表情の両者。渋谷はワンツーから執ように背後を取り、極めを狙っていく。戦前の予想とは裏腹に、スタンドで果敢にパンチを仕掛ける奥出だったが、渋谷の右がヒット。さらに左ストレートを叩き込まれてぐらついた奥出が失速。渋谷はグラウンドへ持ち込み、上になって亀の状態の奥出へ強引に足をねじこむ。グラウンドでしつこく相手を追いかけた渋谷がアームバーを極めると、たまらず奥出はタップ。紙一重の接戦を渋谷が制する結果となった。

ZST名物・タッグマッチでまさかの事態

出番のなかった内村が小谷&山田にシングル戦を要求
出番のなかった内村が小谷&山田にシングル戦を要求【佐々木亜希】

 セミファイナルで行われた、ZST名物・タッグマッチがわずか53秒で決着。まったく出番のなかった前ZSTウェルター級王者・内村洋次郎(パンクラスP’sLAB)が、対戦相手の小谷直之(ロデオスタイル)&山田哲也(しんわトータルコンバット)にシングル戦を要求し、リングに不穏な空気が流れた。


 前回開催の「ZST.18」では永田克彦から一本勝ち、勢いをつかむ小谷と、いまだZST負けなしのスーパー高校生・山田。先発で飛び出した小谷と対峙したのはP’sLABの富山浩宇。立ち上がり際に素早く富山の背後を取った小谷は、富山の足をこじあけるようにレッグスプレッドに極め、わずか53秒で一本を奪い、試合を終了させてしまう。富山は担架で退場、勝利した小谷は出番のなかった山田にフライング・ボディプレスを見舞うと、足早にリングを降りた。


 収まりがつかないのが富山のパートナー・内村。「うちの富山が一本で負けたんですけど、僕も減量なり練習なり重ねてきたんで、小谷選手、よかったらやりませんか? 見たいと思ってます!」とリング上からシングルを要求。すぐさまZST事務局が小谷、山田両名の意思確認に動いたが、両選手とも今後の試合を控えているため、要求には応えず。ZST事務局側が観客に試合が行われない旨を説明し、メーンへ続く流れとなった。


 空振りとなってしまった内村の対戦要求だったが、ZST事務局の上原譲氏は「内村選手もウェルター級王者のベルトを返上して、今回から70キロのライト級に調整してきて、試合をしたいという気持ちがあったと思う。お客さんのことを考えてくれた行動だったと思う」と内村を評価。「僕としては試合をしてほしかった気持ちがある。今日見たお客さんは、小谷選手、山田選手が逃げたと思うでしょう。そのあたりも内村選手が自分を見せるプロですよね」とコメントし、次回大会以後で小谷、山田らと内村の対戦を実現させると語った。

ZERO1崔領二の実兄・RYOが登場

RYO(左)のセコンドに就いた崔領ニらしき謎のマスクマン
RYO(左)のセコンドに就いた崔領ニらしき謎のマスクマン【佐々木亜希】

 第4試合ではU−FILE CAMP赤羽に所属、IGF(イノキゲノム)参戦経験もある長井憲治が崔領二の実兄にあたるRYO(ZERO1・チームランズエンド所属)と対戦。「田中正人」と書かれたTシャツを着用した謎のマスクマンをセコンドにしたがえたRYOが、弟ばりの熱血ファイトで突進も、試合途中で左目上を腫れあがらせてしまい出血。最後まで腕十字を狙いに行くが、極めきれずに時間切れ引き分けとなった。


 また、今大会を最後にZSTガールの佐藤恵子さんが卒業。選手・スタッフを代表し、所英男から花束が贈られた。佐藤さんは「2年間ちょっとZSTガールをやらせていただいて、こうしてたくさんの人に出会えてすごくうれしかったです。ZSTは選手の皆さんもスタッフの皆さんも、とても温かい。今日で私はZSTガールを卒業となりますが、これからもZSTをよろしくお願いします」とあいさつし、リングに別れを告げた。


 元パンクラス戦士、現パンクラスのP’sLAB、そしてU−FILE CAMP、DEEPオフィシャルジム、リバーサルジム、ALLIANCE、さらにはプロレスリングZERO1の刺客までが参戦した2009年最初のZST大会「ZST.19」。全試合結果は以下の通り。

ZST「ZST.19」

今大会を最後にZSTガールの佐藤恵子さん(右)が卒業。所から花束が贈られた
今大会を最後にZSTガールの佐藤恵子さん(右)が卒業。所から花束が贈られた【佐々木亜希】

1月25日(日) 東京・新宿FACE


<メーンイベント「第二代ZSTウェルター級王者決定戦」5分無制限ラウンド>

○渋谷修身(フリー)

(5R 2分18秒 アームバー)

●奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09)

※渋谷が第二代ZSTウェルター級王者となる


<第5試合 ライト級タッグマッチ5分2R>

○小谷直之(ロデオスタイル)、山田哲也(しんわトータルコンバット)

(1R 0分53秒 レッグスプレッド)

●富山浩宇(P’sLAB横浜)、内村洋次郎(パンクラスP’sLAB東京)


<第4試合 ライトヘビー級シングルマッチ5分2R>

△長井憲治(U−FILE CAMP赤羽)

(時間切れ引き分け)

△RYO(プロレスリングZERO1・チームランズエンド)


<第3試合 フェザー級シングルマッチ5分2R>

○清水俊一(総合格闘技宇留野道場)

(1R 3分30秒 腕ひしぎ十字固め)

●宮川武明(P’sLAB横浜)


<第2試合 ライト級シングルマッチ5分2R>

○伊藤健一(ALLIANCE)

(1R 4分51秒 腕ひしぎ十字固め)

●荒牧 拓(パンクラスP’sLAB横浜)


<第1試合 バンタム級シングルマッチ5分2R>

○藤原敬典(秋本道場  Revo 龍 tion)

(2R 1分33秒 KO)※右ストレート

●田沼良介(リバーサル横浜グランドスラム)

美女ぞろいのZSTガール
美女ぞろいのZSTガール【佐々木亜希】

<オープニングバウト第4試合・フェザー級シングルマッチ7分1R ※GT−Fルール>

○横山大輔(X−ONE GYM湘南)

(1R 4分59秒 フロントチョーク)

●宗形恭夫(DEEP OFFICIAL GYM IMPACT)


<オープニングバウト第3試合・女子ミニマム級シングルマッチ7分1R ※GT−Fルール>

△合庭未記(リバーサルジム)

(時間切れ引き分け)

△日下美代子(GRABAKA柔術クラブ)


<オープニングバウト第2試合・フェザー級シングルマッチ7分1R>

○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)

(1R 3分30秒 腕ひしぎ十字固め)

●山城裕之(しんわトータルコンバット)


<オープニングバウト第1試合・ウェルター級シングルマッチ7分1R>

△鳥山洋一郎(ロデオスタイル)

(時間切れ引き分け)

△東谷輝彦(荻原道場)


<ジェネシスバウト第2試合・フェザー級シングルマッチ5分1R>

△馬場高広(網島柔術)

(時間切れ引き分け)

△大瀧剛史(RIKI GYM)


<ジェネシスバウト第1試合・フェザー級シングルマッチ5分1R>

△小林良太(リバーサルジム)

(時間切れ引き分け)

△荒井真人(フリー)

佐々木亜希

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