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1.4ドームで武藤vs.棚橋のIWGP戦が決定=新日本プロレス
至宝奪回へ棚橋が武藤に挑戦決意、早くも舌戦
東京ドームで雌雄を決する王者・武藤(左)と挑戦者・棚橋がガッチリ握手
東京ドームで雌雄を決する王者・武藤(左)と挑戦者・棚橋がガッチリ握手【高木裕美】

 新日本プロレス1.4東京ドーム大会のメーンイベントとして、王者・武藤敬司(全日本プロレス)vs.挑戦者・棚橋弘至によるIWGPヘビー級選手権試合が決定。18日、東京・港区のテレビ朝日本社にて記者会見が行われ、菅林直樹社長と両選手が同席した。


 棚橋はかつて武藤が新日本に在籍していた頃に付き人を務めており、いわば師弟。武藤の移籍後、05年2.16全日本代々木第2体育館で初の一騎打ちを行った際は18分49秒、ムーンサルトプレスで武藤が勝利しているが、ことしの4.7後楽園ホールで行われた全日本「チャンピオン・カーニバル」(CC)では30分時間切れとなっている。


 武藤は4月の大阪で中邑真輔から至宝を奪い取って以来、7月の札幌で“新日本代表”の中西学、8月の両国で「G1クライマックス」優勝者の後藤洋央紀、9月の神戸でG1準優勝の真壁刀義、そして10月の両国では前王者の中邑を返り討ちにし、4度の防衛に成功してきた。


 一方の棚橋はCCで準優勝後、負傷により長期欠場へ。復帰後もG1などで目立った成績を残せず、10.13両国国技館大会終了後、TNAへの無期限遠征に旅立った。しかし、「武藤からベルトを取り戻すのは棚橋しかいない」という菅林社長の熱烈ラブコールをアメリカ、そして日本で受け、今後のTNAでの予定をキャンセルしてまで今回の挑戦に踏み切った。

棚橋「オレなら何とかなる」

棚橋は王座奪還へ自信を見せる
棚橋は王座奪還へ自信を見せる【高木裕美】

 13日に米国から一時帰国した際は、「1週間待ってくれ」と即答を避けた棚橋だが、この日の会見では「日曜日に決意した」と、3日で決断したことを暴露。アメリカまで追いかけてきた社長の熱意、そして「何としてもベルトを取り戻したい」「ドームという空間に棚橋が必要」という言葉に、「ここで決断できなければただのバカ」と心を決めるや、来月以降のTNAでのスケジュールをすべてキャンセル。22日から開幕するシリーズへの全戦参加まで決めた。


「アメリカでは光より速い速度で成長した。クソつまんない棚橋弘至は捨ててきた」と、ウジウジしていた気持ちを捨て、本来の太陽のような明るさを取り戻した棚橋は「ドームのメーンというドぜいたくなシチュエーションでベルトを取り戻して、日米をまたにかけるチャンピオンになる」と宣言。「武藤さんがベルトを巻くところを見ていてカッコいいと思ったけど、オレが巻いたら同じぐらいカッコいい」「他団体のリングでも自分色にする武藤さんは怖いけど、オレなら何とかなる」などといった棚橋節全開で至宝奪還を誓った。

武藤は元付き人に理不尽要求

武藤は棚橋に対して“上から目線”
武藤は棚橋に対して“上から目線”【高木裕美】

 一方、全日本の台湾遠征から帰国したばかりの武藤は、現地でチャンピオンとして熱烈歓迎され、「ぜひ次はタイトルマッチをやってほしい」という要望を受けたことに触れ、「これだけ(ベルトを)持ってたら愛着がわいてきた。手放したくありません」とキッパリ宣言した。


 棚橋はかつて武藤が02年に全日本へ移籍するまで付き人を務めていた弟子であり、これまでのシングルでも1勝1分と負けなし。棚橋が「成長した」と自負するアメリカも、かつては武藤の化身グレート・ムタのホームグラウンドだったこともあり、「どうしても上から目線で見ちゃう」と、あくまで格下扱いだ。

 さらに、7年前に一緒に全日本への移籍を誘ったにもかかわらず、棚橋に断られた恨みもぶり返し、「オレが勝ったら今度こそトレードってどうだ? ウチからは平井(ヘイト)を出す」と理不尽要求もさく裂。「オレがチャンピオンになって新日本を潤わせる」というマニフェストを来年以降も続行させるべく、師匠の意地を見せ付けての王座死守を誓った。


 なお、同大会の模様は当日深夜25時よりテレビ朝日「ワールドプロレスリング」(関東ローカル)にて90分枠で放送される。


■新日本プロレス「レッスルキングダムIII in 東京ドーム 」

1月4日(日) 東京ドーム 開始16:00


【決定対戦カード】


<IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負>

[王者]武藤敬司

[挑戦者]棚橋弘至

※第49代王者は5度目の防衛戦

高木裕美
静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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