國保広報が「戦極〜第五陣〜」を総括
國保広報が「戦極〜第五陣〜」を総括 【佐々木亜希】
今日も長い時間ありがとうございました。無事に終了することができました。第1試合からメーンまで、戦極らしい試合の連続だったと思います。
第1試合、打撃の展開になるだろうと思っていたんですが、予想通りでした。ライト級には打撃でKOできる選手がたくさんいると。どの選手がどう勝っていくのか、非常に楽しみだと思います。勝ちましたマスヴィダル選手は、けががなければリザーブマッチで出場していただきたいと思います。
第2試合は、2人とも今ひとつ前に出ることができなかったのが判定となった理由かと思います。両選手には負けを恐れず、前に出てもらいたいと思います。
ミドル級GP初戦は、第1試合同様に打撃での勝負必須と見られていた試合で、私も非常に楽しみにしていた試合でした。もう少し長い時間見ることができるか、完全な決着が見られればいいなと思いました。サイボーグ選手は脱臼およびじん帯を少し伸ばしている状態で、骨には異常がないということです。バハドゥルザダ選手は、三崎選手との試合で出せなかった芯を次の試合で出してもらいたいと思います。
サンチアゴ選手は優勝候補筆頭の選手だと思います。クラーク選手はトリッキーな打撃を持っている選手。サンチアゴ選手があれだけ苦しめられるとは誰が思っていたでしょうか。優勝候補といえど簡単に勝てるわけではない、そういう厳しさを見せてくれた試合だったと思います。
中村選手は減量という戦いから入ったわけですが、ミドル級では少しスピードも上がってきたのかなと思います。攻めて判定とはいえ勝利できた。これは次につながる試合だと思いますし、本人も試合を楽しめたのではないかと感じました。カフーン選手は、どこかで再度登場していただきたいと思います。
「杉浦選手はプロレスラーとしての意地を見せてくれた」
セミファイナルでは、トラビス・ビュー選手が急に対戦相手が変わったことで対策ができていなかったのかなと思います。情報がまったくなかったので不利だったのかと思いますが、キング・モー選手は総合が初めてとは思えない、今日一番の活躍を見せた選手だと思います。入場から非常にキャラクターの立ったところを見せてくれました。両選手とも、できれば早く次の戦極に上がってもらいたい選手です。
メーンはヒベイロ選手が勝利しましたが、杉浦選手の活躍がとても目立った試合だったと思います。プロレスラーとしての意地、下馬評で自分が不利とされていたことに対する意地、そういうものを見せてくれた感じがします。ヒベイロ選手は総合が初めてという中で健闘してくれたと思いますが、ファンの方も感じていたとは思いますが、できれば柔術家としてサブミッションでの勝利を見せてほしかったとは感じました。
1月4日はニューイヤーイベントにふさわしい選手を招へいし、盛り上げていきたいと思います。
「北京のメダリストはマストで呼びたい」
これから吉田選手と話してみないとなんとも言えませんけど、お互いに道衣を着てというのは面白いかもしれませんね。
――1月4日はニューイヤーイベントにふさわしい選手を招へいという言葉があったが、前に言っていたような北京五輪のメダリストを呼ぶプランなどは
北京のメダリストというのは、これはマストで呼びたいと思います。
――吉田選手には秋山選手も再三アピールしていたし、他の選手からも対戦したいという希望が上がっていますが、どんな相手を想定しているか
戦極としては、お互いのらしさ、よさが出る選手というか、戦極としてふさわしい選手であれば、対戦カードとしてすぐ組みたいと思います。
――ニューイヤーイベントを1月4日にしたのはどういう理由?
ニューイヤーイベントということで、年末もしくは年始のどこかで考えていました。ただ、どこかの大会とダブらせて行うことは、格闘技界としては良くないことだと思いました。その中で1月4日、会場との調整もつきましたので決定させていただきました。
――1月4日はプロレスのイベントがありますが
プロレスのイベントがあるというのは後から聞きましたけど、特にそこは意識していません。
――ジョシュ・バーネット選手が11月参戦をアピールしていたが
11月はライト級3試合、ミドル級3試合、それぞれリザーブマッチを入れようと思っていますので、それでもう8試合ありますので、大会としてはそれにプラス1つか2つしか組めないですね。11月は五味選手のほか、出たいという選手も多いので、そのあたりをどう調整できるかですね。
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