魔裟斗、怒りの制裁予告「佐藤は蚊。グリグリに踏み潰す」=10.1K-1MAX

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10月1日のK−1MAX決勝トーナメントへ向け魔裟斗が練習を公開 【スポーツナビ】

 2008年のK−1MAX世界王者決定戦、「K−1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL」(10月1日、東京・日本武道館)を6日後に控えた25日、5年ぶりの世界王者奪回を目指す魔裟斗が東京・シルバーウルフジムで練習を公開した。公開練習と言ってもいつもどおり、手抜き一切なしのガチンコスパーを2R披露した魔裟斗は、準決勝で対戦する佐藤嘉洋の「問題なく自分が勝つ」発言を受け、「グリグリに踏み潰してやりますよ、二度と起き上がれないくらいに」とピシャリ。エース交代を叫ぶ佐藤に対し、MAXのエースが格の違いをまざまざと見せつけるか。

魔裟斗ムカッ!「もう黙っていないよ」

穏やかな表情だった魔裟斗だが、佐藤について話題が移ると…… 【スポーツナビ】

 表情は試合1週間前とは思えないほど実に穏やか。しかし、魔裟斗は確かにイラついていた。何に対して? もちろん、これまでの佐藤の言動に対してだ。言葉の端々に怒気を込め、もう我慢ならない、とばかりに言い放った。
 「佐藤は決勝への通過点でしかない。思い切り踏み潰してやりますよ。グリグリに踏み潰す、二度と起き上がれないくらいに」

 日本人選手との対戦は気持ちの問題、プライドです、と語った魔裟斗。いわば佐藤のこれまでの発言は魔裟斗のプライドを著しく傷つけてきたとも言える。それを笑ってスルーするくらい、魔裟斗は“やさしく”はない。「佐藤=蚊」と例え、これをきっちり駆除すると断言した。
 「今まではブンブンうるさかっただけの蚊でしたけど、最近はチクチク刺してくるんでね。いい加減に潰さないと。だいぶ前からオレのこと言ってたでしょ? もう黙っていないよ」

速射砲のごときパンチの連打、ヘビー級選手を圧倒

本気モードの公開スパーではヘビー級選手を相手に圧倒 【スポーツナビ】

 そしてこの日、最も怒りをにじませたのが、前日の公開練習で佐藤が「MAXを背負う準備はできている」と語ったことについて。魔裟斗がこのコメントを聞かされると、即座にこれを斬って捨てた。
 「器じゃないよ。もし佐藤がオレに勝ったらMAXは終わる。準備したりイメージすることだったら誰でもできる。でも、佐藤は器じゃない」

 もちろん、魔裟斗の中には「倒すイメージしかない」。7月7日の準々決勝後は、いつもより多いという60〜70ラウンドのスパーリングを消化。試合を6日後に控えた現在のコンディションを問われると、「絶好調。減量もOKだし、スパーも完ぺき、ケガもない、すべてが完ぺきですね」と自信の笑顔で語った。

 「パワーも爆発力も相当上がっている。今からの練習を見てもらってもハッキリ分かりますよ」と言い残して始めた公開スパーでは、そのとおりのパワーヒットを連発。しかも、スパー相手は魔裟斗よりも2回りは体格の大きいヘビー級クラスの選手だ。そのヘビー級選手と真っ向から打ち合い、左右フック、ボディー、アッパーを速射砲のごとく打ち込み、何度もロープ際、コーナーへと追い詰めて圧倒してみせた。

決勝はサワーと……その前に佐藤に格の違い見せる!

佐藤は器じゃない! 魔裟斗がエースの格を見せつけるか 【スポーツナビ】

 「オレは相当強いよ。佐藤が思っているよりはるか上を行っている。オレを完封する? やってみたら。やれないから」
 佐藤戦のビデオを週に3〜4回見ていると明かし、「あいつが勝つパターンも負けるパターンも分かっている」と、もはや佐藤は丸裸同然。そして、「トーナメントは基本的に最初の一戦に集中している」と語ったものの、決勝戦はアンディ・サワーと戦いたい、と2年分のリベンジを思い描く魔裟斗。まずは準決勝で“ブンブンうるさい”佐藤を叩き潰し、エースの格を思い知らせるのみだ。

■K−1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL
10月1日(水)東京・日本武道館 開場16:30 開始18:00

<FINAL準決勝(1) K−1ルール 3分3R延長1R>
魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
佐藤嘉洋(日本/フルキャスト/名古屋JKファクトリー)

<FINAL準決勝(2) K−1ルール 3分3R延長1R>
アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ)
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ)

<第1リザーブファイト K−1ルール 3分3R延長1R>
城戸康裕(日本/谷山ジム)
アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)

<第2リザーブファイト K−1ルール 3分3R延長1R>
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムックジム)
ブラックマンバ(インド/レボリューション・ファイトチーム)

<スーパーファイト K−1ルール 3分3R延長1R>
小比類巻太信(日本/BRAVI RAGAZZI)
ユーリ・メス(オランダ/イッツショータイム)

<スーパーファイト K−1ルール 3分3R延長1R>
二キー“ザ・ナチュラル”ホルツケン(オランダ/ゴールデングローリージム)
ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォーリアーズミックマーシャルアーツアカデミー)

<K−1ルール 3分3R延長1R>
大月晴明(日本/AJKF)
梶原龍児(日本/チームドラゴン)

<K−1ルール 3分3R延長1R>
大宮司 進(日本/シルバーウルフ)
上松大輔(日本/チームドラゴン)

<K−1甲子園 FINAL8 K−1ルール 3分3R>
HIROYA(推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール)
平塚大士(中部地区3位/愛知県立安城農林高校)

<K−1甲子園 FINAL8 K−1ルール 3分3R>
日下部竜也(中部大会優勝/愛知県立豊田高校)
佐々木大蔵(関東大会準優勝/東京都立山崎高校)

<K−1甲子園 FINAL8 K−1ルール 3分3R>
嶋田翔太(推薦/私立西武台高校)
村越 凌(関東3位/神奈川県立平塚農業高校)

<K−1甲子園 FINAL8 K−1ルール 3分3R>
卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校)
坪井悠介(中部地区準優勝/静岡県立天竜林業高校)
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