【新日本プロレス】波乱続くNJC 石井がオメガを倒し2回戦進出 柴田は因縁みのるとの“壮絶マッチ”制す

スポーツナビ

優勝候補のオメガを倒しNJC2回戦進出を決めた石井 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 新日本プロレスの“春の最強決定トーナメント”「NEW JAPAN CUP 2017」が12日、兵庫・ベイコム総合体育館で行われ、超満員となる3862人を動員。この日は1回戦4試合が行われ、愛知大会に続く波乱の連続。15日の長野・松本平広域公園体育館では柴田勝頼vs.ジュース・ロビンソン、17日の埼玉・所沢市民体育館では石井智宏vs.SANADAによる2回戦が行われることが決定した。

シングル初対決は意外な展開に

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 メインイベントでは、優勝候補のケニー・オメガが石井智宏に敗れる波乱。オメガはエプロンの石井を肩車し片翼の天使を狙うと、鉄柵を使ってムーンサルトアタック。今度は石井が花道でブレーンバスターを狙うが、オメガはこらえ石井の腰をエプロンの角に打ちつける。

オメガのお株を奪う雪崩式フランケン

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 オメガがコタロークラッシャー、カミカゼからムーンサルト。カウンターのフランケンシュタイナー。しかし、石井もコーナー最上段の攻防からオメガのお株を奪う雪崩式のフランケンシュタイナー、ラストライドはカウント2。
 オメガはスライディングラリアットがかわし、DDT、変形牛殺し、場外エスケープする石井にノータッチトペコンヒーロで突っ込む。カウント19で戻った石井に背後からミサイルキック。

石井の肩車に会場はどよめき

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 オメガはドラゴンをこらえる石井に投げっぱなしジャーマン。ドクターボムもカウント2。フィニッシュ予告からVトリガーも失敗。石井のラリアットをかわし片翼の天使を狙うが石井は逆に肩車でかついで会場はどよめかせる。
 石井がジャーマン、オメガのランニングニーはブロック。石井のつば攻撃、頭突き、ヒザ、スライディングラリアットはカウント2。

片翼をスタナーで切り返し

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 オメガのVトリガーに石井がカウンターのラリアット、垂直落下ブレーンバスターをこらえるもエルボー連打。オメガかカウンターのヒザ、肩車しクロイツ・ラスはカウント2。高速ドラゴン、Vトリガーがついに命中。片翼の天使で仕留めにかかったオメガだが、ここで石井は空中でスタナーで切り返す。

最後は必殺の垂直落下ブレーンバスター

【写真:SHUHEI YOKOTA】

 延髄斬り、頭突き、ラリアットはカウント2も、最後は垂直落下ブレーンバスターで3カウントを奪い、30分の死闘を制した。試合後は両者に大きな拍手。前日の棚橋に続き、また優勝候補が消えた。

【写真:SHUHEI YOKOTA】

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