【UFC】ロンダ・ラウジー、復帰戦へ(前編) 敗戦後の引きこもり生活と自殺願望

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まさかの敗戦から13カ月ぶりの復帰戦に臨むロンダ・ラウジー 【Zuffa LLC】

 日本時間12月31日(土)に開催される「UFC 207」では元UFC女子バンタム級チャンピオンである“ラウディ”ことロンダ・ラウジー(米国)の復帰戦が行われる。対戦相手は現女子バンタム級王者アマンダ・ヌネス(ブラジル)だ。

 ラウジーは前回、日本時間2015年11月15日にオーストラリアで行われた「UFC 193」でチャンピオンとして防衛戦に挑むも、第2ラウンド0分59秒、挑戦者ホリー・ホルム(米国)のハイキックを顔面にまともに食らい、衝撃のノックアウト負けを喫した。今回はラウジーにとって13カ月ぶりの復帰戦、そこでいきなりタイトルに挑戦することになる。

「私は立ったまま気絶していた」

 世界にショックを与えた敗戦から約1カ月後に掲載されたアメリカ『ESPN』のインタビュー記事で、ラウジーはプロMMAファイターとしての初の敗戦について、次のように重い口を開いている。

「第1ラウンドでもらった打撃が効いてしまった。それで唇が裂けて、歯が何本か折れ、試合開始早々から、私は立ったまま気絶していた」

「口の中が大きく切れていたので、ラウンドインターバルで足元に血を吐き捨てた。その直後に誰かがバケツを持ってきてくれたので、私は『どうしてバケツを待てなかったんだろう。マットに吐き捨てたことなど、これまで一度もなかったのに』と思っていた」

「まるで低レベルのお花畑バージョンの自分が、勝手に自分を動かしているようだった。私は必死でそいつを振り払おうとしたんだけど、どうしてもできない。そして自分に『大丈夫、戦わなくちゃ』と言い聞かせ続けた」

「本当にみっともない。自分の恥ずかしい部分を全部さらけ出してしまった。というか、私はあの場にいることすらできなかった」

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