日本一胴上げ投手が笑顔のトライアウト プロで輝きを放った強気の投球を披露
「甲子園で家族に見せられて良かった」
2010年日本シリーズ第7戦、最後の打者をショートゴロに打ち取り、マウンドで高々と右手を突き上げた伊藤を中心に、日本一の歓喜の輪が出来上がった 【写真は共同】
11月12日、プロ野球12球団合同トライアウトが行われた。ファンのために開放されたスタンドはバックネット裏と内野席のみだったが、まるで公式戦のようにぎっしり超満員になった。だが、普段の熱気とは違う雰囲気。汚いヤジは飛ばない。どのチームのユニホームに対しても登板する投手やバッターボックスに向かう打者の名前がアナウンスされるたびに大拍手が沸き起こり、それが銀傘に反響して大音量を作り出した。独特な雰囲気だった。
「楽しかったです。本当に楽しんでやれました。甲子園という素晴らしい球場で投げている姿を妻と3人の子どもにも見せることができて良かったと思っています」
笑顔でそう振り返ったのは、今オフに9年間プレーした千葉ロッテから戦力外通告を受けたリリーバーの伊藤義弘だった。
楽しかった――。この人生を懸けた大一番でどうしてそんな言葉が出せるのか。妙な緊張もしなかったという。やはり経験がものをいうのか。
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