広島敗退、流れを変えたポイントは? カープOB山内泰幸氏が解説

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本拠地で2連勝した後、4連敗を喫して32年ぶりの日本一を逃した広島ナイン 【写真は共同】

 北海道日本ハムが10年ぶり3度目の日本一に輝いた2016年の日本シリーズ。25年ぶりのリーグ制覇から、32年ぶりの日本一を目指した広島にとっては、地元で2連勝と最高のスタートを切りながら、舞台を札幌に移した第3戦から、まさかの4連敗。引退する黒田博樹の花道を飾れなかった。

 広島有利だったシリーズの流れを変えたのはどこだったのか。1995年から2014年まで選手、コーチとして広島に所属していた山内泰幸氏に解説してもらった。

第3戦、勝負を分けた広島の守備

 第2戦を終了した時点では、広島の日本一を確信していたという山内氏だが、札幌ドームでの3試合の日本ハムの戦いには脱帽。潮目が大きく変わったのは、やはり第3戦だったと振り返る。

「第3戦のサヨナラ決着の試合。あの試合で日本ハムに勢いがつきましたね。札幌での勝ち方が非常に良かったと思います。サヨナラ勝ち、逆転勝ち、そして逆転満塁サヨナラ弾ですからね。それで勢いをつけてしまいました」

 その第3戦。ポイントとなったのは、やはり誰もが思う、あの場面だった。
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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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