楽天OP、ダニエル太郎の活躍に期待 杉山愛コラム「愛’s EYE」

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「チームJAPAN」のプレーに注目

楽天オープンが10月3日に開幕。ダニエル太郎(写真)ら若手の活躍に注目 【写真:ロイター/アフロ】

 楽天ジャパンオープン(有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート)は10月3日に本戦が開幕します。この9月にデビスカップ(以下、デ杯)日本代表がウクライナに5−0と快勝したように、杉田祐一選手(三菱電機)、ダニエル太郎選手(エイブル)、西岡良仁選手(ヨネックス)など、錦織圭選手(日清食品)に続く日本男子も力をつけているので、今大会は「チームJAPAN」の活躍が楽しみです。

 2014年に伊藤竜馬選手(北日本物産)がスタン・ワウリンカ選手(スイス)を破るなど、楽天オープンが行われる有明は日本選手全員にとってのホームであり、力を発揮しやすい環境と言えます。今回も若手選手にとっては飛躍のきっかけになり得る大会だと思います。

 中でも注目したいのが、デ杯ウクライナ戦でも大活躍したダニエル選手です。昨年の楽天オープンは欠場でしたから、グランドスラムでの活躍を見ている方には、今回は実際に生でプレーを見られるチャンスです。

 彼はディフェンシブなプレーヤーと見られていましたが、四大大会でトップクラスの選手のプレーに慣れるにつれて、アグレッシブなプレーができるようになっています。短期間で著しい成長ぶりを見せているダニエル選手。そのプレーが有明で見られるのは私自身、楽しみです。

錦織には数少ないホームでの大会

 錦織選手と言えば、どうしても、準決勝敗退に終わった前回大会のことが思い出されます。全米1回戦敗退のあとのシーズン後半戦は、特に精神面で、きつい時期だったと思います。よく1年間最後まで戦いきったと思えるほどです。

 ただ、リオ五輪銅メダル、全米オープン・ベスト4など、見事に復活した今の錦織選手を見れば、あのような時期を過ごすことも必要な経験だったのかもしれません。昨年のこの時期に獲得したランキングポイントがあまり多くなかったため、ディフェンド(編注:前年の同週の大会で同程度の成績を残し、ポイントを維持すること)に苦しむことがないのはポジティブな面と言えます。楽天オープン以降のシーズン終盤戦でも、その点を生かしてほしいと思います。

 それにしても、北米からリオ五輪、さらに全米オープン、デ杯と彼のスケジュールを見ると、テニス選手って大変だなとあらためて思います。とはいえ、楽天オープンはホームでできる数少ない機会なので、彼自身、楽しみにしていることでしょう。

 米国在住で日本にはなかなか戻れないため、帰ってきたときにはやるべきことが盛りだくさんでしょうし、これまではホームのプレッシャーも大きかったと思います。ですが、彼もトップ10入りして3年目に入っており、さまざまなプレッシャーも難なくクリアできる実力がついているのは間違いありません。


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