岡崎「浅野はFWとして1人のライバル」 キリンカップ ブルガリア戦前日 選手談話

スポーツナビ

明日行われる、キリンカップ初戦のブルガリア戦に向け、日本代表が前日練習を行った 【スポーツナビ】

 サッカー日本代表は3日、豊田スタジアムでキリンカップサッカー2016のブルガリア代表戦に臨む。試合を翌日に控えた2日、選手たちがトレーニングを行い、メディア対応に応じた。

 岡崎慎司は21歳の浅野拓磨について、「基本的にはFWとして1人のライバル」と語る一方で、「一緒に使われた場面では、お互いが違う持ち味があるので、自分も彼をサポートできるし、浅野は浅野で自分の特徴を出せばいい」と語った。ブルガリア戦でスタメンの可能性もある浅野は「自分自身は失うものはないですし、どんどんチャレンジしていければいいと思う」と意欲をのぞかせた。

 今大会は、9月から始まるワールドカップ(W杯)最終予選に向けてもいいテストとなる。長谷部誠は対戦するブルガリアについて、「W杯のグループリーグに出てくるような相手。最近の代表ではそういう相手とできていなかったので、こうした機会で、自分たちの立ち位置というものを確認したい」とコメント。吉田麻也も「レベルが高くなった相手に対して、ブロックをこじ開けられるかどうかと、カウンターに対してのリスクマネジメントというのはすごくいいテストになる」と語った。

岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)

浅野について「FWとして1人のライバル」と語った岡崎 【スポーツナビ】

「浅野はFWとして1人のライバル」

(浅野と一緒に使われたら)基本的にはFWとして1人のライバル。それは(金崎)夢生もそうだし、誰かが蹴落とされないといけないし、自分も譲るつもりはない。ただ、一緒に使われた場面では、お互いが違う持ち味があるので、自分も彼をサポートできるし、浅野は浅野で自分の特徴を出せばいい。その意味では、ゲームの中で自分の特徴を出せればやれる選手だと思うし、海外でもやれると思う。そういう意味では、僕は誰とやってもやれる自信はあるけれど、FWとしては自分は前で張りたいので。自分も得点を取りたいし、それは他のFWもそうだと思うので、そこでの競い合いはしていきたいです。

(レスターのジェイミー・バーディーのような役割を代表では担っているという自覚は)良くも悪くも「自分の世界に入っている」というのが彼(バーディー)の良さだと思う。大事な場面になると、自分の世界に入って、外しそうになっても、そういうイメージが脳裏を過ぎないというか、感じることなく思い切りプレーする。もともとシュートがうまいし、質が高いと思う。

 僕も点が取れているときはそういう感覚があるけれど、自分の世界に入ったモノ勝ちというか、いわゆるエゴイストになっていると言われても仕方がない。それくらいFWはゴールに集中しないといけないし、パスも要求しないといけない。代表にいるときは、みんながボールを集めてくれるけれど、そういう立場になると決めないといけないという責任も生じる。試合に出たら、いつでも点が取れる準備をしたいし、次の試合でもゴールを目指します。

浅野拓磨(サンフレッチェ広島)

浅野は「失うものはないし、どんどんチャレンジしたい」と意欲をのぞかせた 【スポーツナビ】

「自分自身は失うものはない」

 ピッチに立てれば、自分自身は失うものはないですし、どんどんチャレンジしていければいいと思う。いつも通り、自信を持ってプレーできればいいですね。

(代表でどういうパスが出てくるのかつかめたか?)練習の中ではまだコンビネーションとか自分の特徴を出せているところは多くはないですし、実践してみて何を感じるかだと思う。僕も試合に出られれば、もっと自分の特徴を生かせると思うし、知ってもらえると思うので、どんどん自分から貪欲(どんよく)にプレーできれば。ピッチの中で感じて、パサーと受け手というのができると思うので、試合に出てからだと思います。

(スタメンと途中出場では)どこで出ても、相手の裏を狙うところは変わりはないので、相手ディフェンスの駆け引きの部分であったりというのを常に意識してプレーできればと思う。

1/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント