【UFC】 ティシェイラがエバンスを下し3連勝 ナマユナスが女子ストロー級王座へ前進

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次戦相手にアンソニー・ジョンソンを指名

メインイベントではテイシェイラ(左)がエバンスに勝利 【Zuffa LLC】

 世界最高峰の総合格闘技団体UFCは日本時間17日、米国フロリダ州タンパにあるアマリー・アリーナで「UFCファイトナイト・タンパ ティシェイラvs.エバンス」を開催した。

 今回の「UFCファイトナイト・タンパ ティシェイラvs.エバンス」は、ライトヘビー級ランキング4位につけるグローバー・テイシェイラ(ブラジル24勝4敗)と同7位のラシャド・エバンス(アメリカ24勝4敗1分)の一戦がメインイベントとして行われ、第1ラウンドから2連勝中のテイシェイラが積極的に前に出ると、左フックの一撃でエバンスがヒザを落とし、立ち上がりかけたところでテイシェイラが追い打ちかけるようにパンチを見舞った結果、エバンスは完全にマットに崩れ落ち、1分48秒でテイシェイラがKO勝利を収めた。

テイシェイラの左フックが決まり、追い討ちをかけてKO勝利 【Zuffa LLC】

 試合後、「フットワークなど使わず、最初からフィニッシュを狙いにいった」と明かしたテイシェイラは次なる対戦相手候補としてアンソニー・ジョンソンを指名。「君のことはリスペクトしている。やろうぜ!」とコメントした。

ヌルマゴメドフが無敗記録を更新

ローズ・ナマユナスがテシア・トレスに勝利し、王座戦へ一歩近づいた 【Zuffa LLC】

 そのほかのメインカードでは女子ストロー級ランキング3位のローズ・ナマユナス(アメリカ5勝2敗)が同4位のテシア・トレス(アメリカ7勝0敗)と対戦し、互いに一歩も引かない攻防戦を繰り広げた末に試合の結果はジャッジの判定に委ねられ、3−0の判定でナマユナスに軍配が上がった。

 どちらが勝者となっても不思議ではない激戦を制したナマユナスはこれで戦績を6勝2敗としており、ランキング3位の位置を考えると近い将来に女王ヨアナ・イェンジェイチックと対戦する日が訪れるかもしれない。

ライト級ランキング2位のハビブ・ヌルマゴメドフは自身の無敗記録を更新 【Zuffa LLC】

 また、当初はメインイベントでトニー・ファーガソンと対決する予定だったライト級ランキング2位のハビブ・ヌルマゴメドフ(ダゲスタン共和国22勝0敗)は直前のファーガソン欠場を受けて対戦相手がダレル・ホーチャー(アメリカ12勝1敗)に変わったが、今回がオクタゴンデビューとなったホーチャーを寄せ付けない圧倒的な力を見せつけた。
 第2ラウンドで鋭いタックルで飛び込んだ後、強烈なパウンドで防御もままならないホーチャーを追い込んだヌルマゴメドフは、さらにバックマウントを奪ってからも左右のパウンドを振り下ろし、両手で頭を抱えて防戦一方となったホーチャーを見たレフェリーが3分38秒にTKOによる試合終了を宣言。ヌルマゴメドフが自身の無敗記録を更新する結果となった。

UFC197ではライトヘビー級の暫定王者決定戦

 次週、日本時間4月24日(日)には“UFC197”が開催され、元ライトヘビー級王者であるジョン・ジョーンズがオヴィンス・サン・プルーを迎えて暫定王者決定戦に挑むほか、セミメインイベントではデメトリアス・ジョンソンとヘンリー・セフードがフライ級王座をかけてタイトルマッチに臨む。
■UFCファイトナイト・タンパテイシェイラvs.エバンス
現地時間4月16日(土)アメリカ・フロリダ州タンパ アマリー・アリーナ


<ライトヘビー級5分5ラウンド>
○グローバー・テイシェイラ
(KO 1ラウンド1分48秒)
●ラシャド・エバンス

<女子ストロー級5分3ラウンド>

○ローズ・ナマユナス
(判定3−0 ※29−28、29−28、29−28)
●テシア・トーレス

<ライト級5分3ラウンド>
○ハビブ・ヌルマゴメドフ
(TKO 2ラウンド3分38秒)
●ダレル・ホーチャー

<フェザー級5分3ラウンド>
○カブ・スワンソン
(判定3−0 ※29−28、29−28、29−28)
●アクラン・ディアス

<ライト級5分3ラウンド>
●ベニール・ダリウシュ
(サブミッション 2ラウンド1分20秒)
○マイケル・キエーザ

<女子バンタム級5分3ラウンド>

●ベチ・コヘイア
(判定2−1 ※29−28、28−29、29−28)
○ラケル・ペニントン

<ウェルター級5分3ラウンド>
●コート・マクギー
(TKO 1ラウンド4分15秒)
○サンチアゴ・ポンジニッビオ

<ウェルター級5分3ラウンド>
●ランディ・ブラウン
(サブミッション 2ラウンド2分31秒)
○マイケル・グレイブス

<バンタム級5分3ラウンド>
○ジョン・ドッドソン
(TKO1ラウンド47秒)
●マニー・ガンブリヤン

<ミドル級5分3ラウンド>
●オルワレ・バンブーシェ
(判定3−0 ※29−28、29−28、29−27)
○セザール・フェレイラ

<ウェルター級5分3ラウンド>
○エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス
(TKO3ラウンド3分03秒)
●オマリ・アフメドフ
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