萩野公介が手にした新たな強さ 弱い自分をさらけ出し、さらなる高みへ
リオ五輪の代表に内定
萩野公介が2大会連続で五輪代表に内定。重圧を乗り越えてのリオ切符だった 【奥井隆史】
リオデジャネイロ五輪代表の出場権を懸けた競泳の日本選手権が4日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子400メートル個人メドレーでは萩野公介(東洋大)が4分8秒90のタイムで優勝。派遣標準記録(4分12秒24)と2位以内という条件をクリアし、日本代表に内定した。
緊張から解放された萩野はホッとした表情を浮かべていた。幼いころからのライバルである瀬戸大也(JSS毛呂山)が昨夏の世界選手権で優勝し、すでにリオへの切符を獲得。1枠しかないプレッシャーが萩野を襲っていた。
それでもこの日の午前中に行われた予選では、最初のバタフライから瀬戸をリードし、後半の平泳ぎからは一人旅が続いた。4分9秒80というタイムに「申し分ない」と納得の表情。「しっかりと体が動いてくれたし、自分の感覚よりもタイムが速かったのでよかった」と、口も滑らかだった。
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