【DDT】飯伏緊急欠場のアクシデントも坂口V2 カシンが本多に挑戦表明 KENSOも乱入

高木裕美

飯伏に代わりHARASHIMAが王座挑戦

飯伏の欠場により急きょKO−D王座挑戦が決まったHARASHIMAを下しV2を達成した“荒鷲二世”坂口 【前島康人】

 25日のDDTプロレスリング「DDT Special 2015」東京・後楽園ホール大会では、超満員札止めとなる1570人を動員。今年の「DDTドラマティック総選挙2015」の上位22位までの選抜選手が出場し、2大タイトルマッチなどが行われた。メインイベントのKO−D無差別級選手権試合では、当初、王者・坂口征夫に挑戦予定であった総選挙2位の飯伏幸太が、高熱のため急きょ緊急欠場が決定。代わりに、3位のHARASHIMAが挑んだ。

坂口が「倒したい候補ナンバー2」から完璧3カウント

神の右膝をHARASHIMAの顔面に突き刺し完璧な3カウント 【前島康人】

 すでに会場に向かっている途中でカード変更を聞かされたというHARASHIMAだが、気負うことなく、グラウンド、蹴りで坂口の土俵に入り込んでいく。一方、坂口も「いつかは倒したいと思っていた候補ナンバー2」との対戦は望むところ。坂口の神の右膝をHARASHIMAがカウンターの蒼魔刀で迎撃するといったスリリングな攻防が展開される。
 HARASHIMAの張り手ラッシュに強烈な掌底で倍返しした坂口は、頭突きにもひるまず、ハイキックから神の右膝をHARASHIMAの顔面にクリーンヒット。誰もが納得する完璧な3カウントを奪い取った。

 V2に成功した坂口は、11.2 8大阪府立体育会館第一競技場大会で王座に挑戦する総選挙1位の木高イサミを呼び込むと、「今度こそアンタの首を獲ってやる。殺る気モード全開にして殺ってやる」と抹殺宣言。だが、イサミも「僕は『殺す』と書かないほうの『やってやる』でそのベルトを獲ります」と、相手を殺すのではなく、活かすファイトで王座を奪うと宣言した。

じゃんけん大会優勝の遠藤が念願のKO−D初挑戦

じゃんけんで大会予選から勝ち抜いて挑戦権をつかんだ遠藤 【前島康人】

 また、大阪の次のタイトルマッチとなる、12.13博多大会での次期挑戦者を決めるじゃんけん大会では、遠藤哲哉が見事優勝し、念願の初挑戦が決定。総選挙では22位でギリギリ本戦に滑り込み、じゃんけんでは予選から勝ち抜いて挑戦権をつかんだ遠藤は、「コスチュームも変えたばかりで本当にラッキーだった。でも、ラッキーじゃなく実力だというところも見せてやる」と、ライバルの竹下幸之介よりも早い王座挑戦&戴冠を誓った。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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