リコシェ&サイダルがKUSHIDA組を撃破 IWGP王者オカダが棚橋に血祭り予告
リコシェ&マット・サイダル組が、KUSHIDA&アレックス・シェリーのタイムスプリッターズを破る 【前島康人】
2人の「エアーサイダル」でまとめて完全KO
リコシェ&マット・サイダルは過熱するジュニアタッグ戦線に新たなチームとして殴り込みをかけた 【前島康人】
かつてDRAGON GATEなどでも活躍していた2人は、新日本マットでも大人気。KUSHIDAのホバーボードロックにサイダルがつかまり、リコシェもシェリーに卍固めで捕獲されるピンチもあったものの、タイムスプリッターズの必殺技である合体技のアウトアタイム、I−94を徹底的に阻止。コーナーから同時にエアーサイダル(シューティングスタープレス)を決めて、2人まとめて完全KOした。
1回戦突破に上機嫌のサイダルは「僕らは最高に危険な存在。この2人が組んだからには誰も止められないよ」とニヤリ。リコシェも「これから毎回2人で組んで経験を重ねていく。ヤング・バックスは昔からチームを組んでいるけど、僕たちはこれから組んでいくことで日ごとに成長していくよ」と、トーナメント優勝と、その先にあるIWGPジュニアタッグのベルト、さらにその先の輝かしい未来にも手を伸ばした。
六本木ヴァイス、reDragonなどが準決勝へ
ロッキー・ロメロ&バレッタの六本木ヴァイスは、タッグ経験の浅いケニー・オメガ&チェーズ・オーエンズ組を制し2回戦進出。現IWGPジュニアヘビー級王者のオメガが、スチールバケツで奇襲攻撃を仕掛けるなどラフファイトで迫るも、オーエンズが合体技のストロングゼロに沈んだ。
現IWGPジュニアタッグ王者組である“reDragon”ことカイル・オライリー&ボビー・フィッシュ組は、ベテランの獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク組を撃破。ライガーの掌底、タイガーのタイガードライバーなどを食らいながらも、タイガーを必殺技のチェイシング・ザ・ドラゴンで振り切った。
オライリーは「reDragonは、史上最強のIWGPジュニアタッグチームとしてのレガシーを刻みにやってきた。このトーナメントには必ず優勝するし、このベルトは誰にも渡さず何十回でも防衛するつもりだ」とキッパリ。フィッシュも「IWGPジュニアタッグの王座は誰にも渡さない。新日本プロレスよ、どんな挑戦者でも用意してこい」と最強タッグチームとしての誇りと自信をみなぎらせた。