侍U-18代表、初Vへの5つのポイント 求められる適応の早さ
悲願の初優勝へ向けて調整する小笠原(右)と高橋純 【写真は共同】
ポイント1:試合時間と審判
もう一つは審判。基本的には外国人の審判が日本代表の試合を裁く。言語などの問題も含めて、慣れるのに時間がかかる選手がいるかもしれない。特にバッテリーは細心の注意が必要になってくるであろう。また、対戦国のデータ収集と同様に、審判のクセなどのデータも取っていきたいところだ。「この審判はストライクゾーンにこんな特徴がある」など、事前に知れるだけでも大きなプラスとなるはずだ。
ポイント2:投手起用と試合中の準備
また、前の試合までリリーフばかりでショートイニングしか投げていなかった投手を、大事な所で突然先発に持ってくる国もある。日本代表も、所属するチームではエースという立場の投手ばかりで、こういう起用法をすることも十分に考えられる。
もう一つ、試合中の準備という点でも高校野球と国際試合に違いがある。それが攻撃中にベンチ前でのキャッチボールができない点だ。エースナンバーの18を背負う高橋純平(県岐阜商)は、最初の練習試合となった24日の近畿大戦後にその点を意識していたことを話した。代表関係者も集合して最初のミーティングでベンチ前キャッチボールができない旨を話したことを明かす。その中で登板中の投手がどんな準備をするかに注目だ。