眩い若さを武器にSTVVが開幕2連勝 小野裕二は先発も災難な日に
積極果敢なサッカーで開幕2連勝
ムスクルンとのアウェーマッチに出場した小野だったが、脛(すね)の辺りを痛め途中交代した 【Getty Images Sport】
「100%まではいかないかもしれないけれど、1週間あればよくはなると思うから(次の試合は)様子を見て、いけるかどうか決めたいと思う」(小野)
前節は積極果敢なサッカーを披露し、クラブ・ブルージュを倒した(2−1)ことで注目を浴びたSTVVだったが、ムスクルン戦ではなかなかパフォーマンスが上がらなかった。小野自身、けがを勘案しても14分に見せた華麗なターンだけが「今日の見せ場はあれだけだったね」と嘆く出来に終わった。
19歳のキャプテンと35歳の指揮官
35歳という若さでSTVVを率いるフェレイラ監督 【Getty Images Sport】
右ウイングを務めるジャンルク・ドンペ(19歳、フランス)は「ベルギーリーグのレベルを超えた選手」という前評判通りのプレーを随所に見せている。クラブ・ブルージュ戦では左サイドアタッカーのエディミルソン(20歳、ブラジルとベルギーの二重国籍)がスーパーゴールを決め、全国に名を知られる存在となった。
そのエディミルソンはクラブ・ブルージュ戦で退場、右サイドバックのバガヨコ(25歳、コートジボワール)はムスクルン戦で退場と、選手たちに稚拙(ちせつ)な点があるのは否めないが、磨けば光りそうな原石が各ポジションに散らばっている。
主将として、MFとしてチームに落ち着きをもたらすスホーフス(ベルギー国籍)は、わずか21歳。チームがまだ2部リーグだった19歳の頃からキャプテンを務めているという。ヤニック・フェレイラ監督自身、まだ35歳という若さだ。眩いばかりの若さをスタジアムに振りまきながら、STVVが幸先の良いスタートを切っている。
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