W-1王座次期挑戦者決定4WAY戦決定 KAI、近藤、征矢、河野それぞれの思惑

WRESTLE−1

WRESTLE−1チャンピオンシップ次期挑戦者決定4WAYマッチに挑むKAI、近藤、征矢(左から) 【写真提供:WRESTLE−1】

 7日、5.16東京・新宿FACE大会でWRESTLE−1チャンピオンシップ王者・鈴木秀樹に挑戦する次期挑戦者決定4WAYマッチを戦うことが決定したKAI、近藤修司、征矢学が会見を行った。なお河野のみ先に別室でコメントを発表したため、3選手のみの会見となった。
 4WAY戦に挑む選手はそれぞれ思惑は違えど目指すはW−1チャンピオンシップ。団体の至宝を鈴木秀樹から取り戻すための権利をかけ、5.16新宿FACEにて激突する。

近藤「4WAY? バカな奴は勝てない」

【写真提供:WRESTLE−1】

KAI 昨日のリング上でみんなから言われたことも、ファンのみんなからブーイングされたことも、俺はもう受け入れるし。こうなったのはもう自分の責任なんで。自分のケツは自分で拭かなきゃいけないと思うんで。本当に俺の問題だと思うので。この4WAYマッチというチャンスをもらったので。必ずチャンスをものにして、俺が必ず鈴木秀樹からベルトを獲り返します。自分のことを一人でも応援してくれるファンがいる限り、俺はその人の、その人たちのために戦います。そしてベルトを獲ります。

近藤 まぁ会場にいた方はわかると思うんですけど、多分僕がお客さんからの支持率が一番あったんではないかと。それプラスこの団体の中でタッグベルトを持っていると。今何回か防衛しているけど、実績もある。まぁ僕が一番ふさわしいんじゃないかと。征矢に至ってはお客さんの支持率ゼロですし、論外。河野は団体のためという気持ちがなければ鈴木には勝てない。この4WAYにも勝てないと思います。KAIはね、他団体に流出させたA級戦犯ですから。ここにいるのも僕はどうかと思っています。

征矢 タイトルマッチに挑戦ということでですね、会場で一番支持があったのは間違いなく僕かな、と。まぁお客さんが鈴木対征矢を望んでいるんじゃないかと。試合終わった後リングに上がった後、そういう歓声を耳にしたので。やっぱりファンの気持ちに応えて。4WAYでやるんですけど、必ず私が挑戦権を獲って、鈴木秀樹に挑戦したいと思っております。ただ一つ気に食わないのが、なぜ負けたKAIが鈴木秀樹に挑戦するのか。これでいいのかと、会社に問いたいと私は思います。負けた奴がもう一度すぐに挑戦できるのはおかしいだろと。そういう気持ちであります。

――改めて鈴木秀樹選手の印象を教えてください。

KAI 前々回負けているんで。そりゃ強いですよ。強いですけどWRESTLE−1に対して愛がないと思いますし、WRESTLE−1のベルトに対しても愛がない。やっぱりそこは僕の方が絶対あるので。そこでは負けない。本当に超えていかなきゃいけない壁ですね。

近藤 彼は強さが一番の象徴だと思っていますが、プロレスってそれだけが全てじゃないので。そんな強い彼にも弱点はあります。

征矢 チャンピオンはですね、鈴木という日本人でも最も多い苗字ではないかな、と。プロレスラーで鈴木秀樹選手、たくさんいますよね? だからどこの鈴木なのかと。で、下の名前は秀樹だと。まぁ“ヒデキ、感激”じゃないですけども、そんな彼にも鈴木という日本人らしい名前があるのだなと、実感しました。以上です。

――4WAY戦という形であり戦略が非常に大事になると思われますが、その点に関しては考えていることはありますか?

KAI そうですね、4WAYというのは自分も初めての経験なので。やってみなきゃわからないというのもあるんですけど、この僕以外の3人にはシングルで実際勝っているので。まぁでもそこに驕らず、これから4WAYの研究をしたいと思います。

近藤 たぶん頭がよくないと4WAYって勝てないと思うので。これは勝ち抜け? まぁバカな奴は勝てないでしょうね。

征矢 まぁ御三方がどういうふうに言っているかはわかりませんけど、これシングルマッチではない訳じゃないですか。頭が良いっていうのも確かに必要かもしれない。でも一番必要なのはワイルドさです。ワイルドさっていうことはこれ山にこもったらですね、自然との闘いということになります。ということはイコール運がよかったら勝てるということになります。要するに勝ち負けは時の運というか、頭が良くても悪くても運が良ければ勝てると。まぁこの4WAYを越えてチャンピオンシップに臨みたいと思っております。

ベルトの先に見据えるは武藤敬司の首のみ!?

王者・鈴木秀樹に対戦を“ベルト返却”を迫るDESPERADO河野 【横田修平】

河野 昨日リング上で言ったのが全てですけど、そもそもこの4人でやる必要があるのか。これは会社が決めたのか、鈴木秀樹が決めたのかわからないけど……まぁ別にやる分にはいいよ。いいけどただこれが正しい選択かどうかは俺には疑問が残る。まとめてやれって言うんだったらチャンピオンも来いよって。結局誰か一人と1対1じゃないとやらないってことだろ? そもそも状況はどうあれあのベルトは俺の物だし。返せって話。別にW−1のリングにもう出ませんっていうのは、もういいよ出なくて。ベルトを俺に返せ。あとまぁ近藤、征矢、KAI……ま、いつも通りDESPERADOのやり方で。勝てば挑戦権だよな? 一番最初に取ればいいんだな? とにかくあれ俺のベルトだから。返せってこと。

――改めて鈴木秀樹選手に対してどんなイメージをお持ちですか?

河野 いや別に。なんですかね? 対W−1という、W−1とケンカするという意味では別に敵対心みたいなものはないけど。ただあのベルト持ってどっか行くとか、もう来ないと言われると、人の物を持っていったらダメだよ?って。それは武藤敬司にも言えることだけど。さっさと返せってことですよ。そのベルト持ってとりあえず俺あのトーナメントに出たいから。「Road to MUTO KEIJI」? とりあえずリベンジしないとさ。あんな両国で負けたことにされているからさ。チャンピオンの言うことが何でも通るならさっさとベルト獲って、武藤敬司とまたやらせろと。あんなトーナメントで若い奴らの相手している場合じゃないって。自分を大事にしろって。もう残された数少ない現役での試合なんだから無駄打ちするなって。これは俺の武藤敬司に対する愛情ですよ。WRESTLE−1、武藤敬司に対する愛情が違いますよ、他の奴らとは。

――高木CEOが就任しましたが、DESPERADOとしては何か動くつもりはあるのでしょうか?

河野 変わらず。ただ僕らに火の粉が降りかかってくる場合は身を守るし手段は選ばない。むこうもプレイヤーですから。一応レスラーなんで、リング上で決着つける方法というのもあるし、あと別にDDTの会場に行けばいるんでしょ? DESPERADOに、俺に何か迷惑がかかった場合はどこまでも行きますよ。ただ今のところは何もないし、あの人はあの人で自分の仕事をしに来ているわけだから。特に今のところは様子見。何かあったらまたDESPERADOが発動しますよ。


■「WRESTLE-1 TOUR 2015 ROYAL BATTLE WEEKEND」
5月16日(土)東京・新宿FACE 開場17:30 開始18:00

【決定対戦カード】

<EWPインターコンチネンタル選手権試合 3分12R1本勝負>
[王者]田中稔
[挑戦者]TAJIRI
※王者は2度目の防衛戦。※試合は通常のプロレスルールで行われ、ラウンド間のインターバルは30秒

▼WRESTLE−1チャンピオンシップ次期挑戦者決定4WAYマッチ
KAIvs.近藤修司vs.征矢学vs.河野真幸
※4選手が同時に戦い、最初にフォール、ギブアップを獲った選手が次期挑戦者

【既報対戦カード】

<Road to KEIJI MUTO 1回戦 30分1本勝負>
アンディ・ウー
吉岡世起

<Road to KEIJI MUTO 1回戦 30分1本勝負>
村瀬広樹
黒潮”イケメン”二郎

<Road to KEIJI MUTO 1回戦 30分1本勝負>
藤原ライオン
芦野祥太郎

<Road to KEIJI MUTO 1回戦 30分1本勝負>
熊ゴロー
ジェイ・フレッディー

■「WRESTLE-1 TOUR 2015 ROYAL BATTLE WEEKEND」
5月23日(土)東京・新宿FACE 開場17:30 開始18:00

<WRESTLE−1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負>
[王者]カズ・ハヤシ、近藤修司
[挑戦者]NOSAWA論外、MAZADA
※初代王者組は7度目の防衛戦。
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