疲れ目スッキリ、顎関節症にも効果的 テニスボール・エクササイズ(8)

スポーツナビDo

【スポーツナビDo】

首をほぐして疲れ目解消

 テニスボール(硬式)とヨガのポーズを組み合わせた新感覚のお手軽エクササイズ。前回は、脇のリンパ節をほぐしながら足、腰背部を鍛える「バッタのポーズ」を紹介しました。

 今回は首をほぐしながら疲れ目と顎関節をスッキリ、さらに腰周りを引き締める「メトロノームのポーズ」を紹介します。使用するテニスボールは2個。引き続きレクチャーしていただくのは、美人ヨガインストラクターのやすよさんです。

後頭骨と頚骨の境目をギュッと

【写真1】後頭骨と頚骨(首の骨)の境目のくぼみ部分を刺激 【スポーツナビDo】

 では、さっそく実践! まず、テニスボールで刺激する首の部分は「後頭骨と頚骨(首の骨)の境目のくぼみ部分です」とやすよさん。【写真1】の部分となります。

【写真2】テニスボールを下から上へと押し上げるように 【スポーツナビDo】

 そして、【写真2】のように両手を組みながら、軽く力を加えながら、下から上へ押し上げるように挟みましょう。
「この首の部分をほぐすことで、頭・目の疲れが取れて、目の周りがスッキリしますね」
 さらに、やすよさんの説明によると、疲れ目を解消するだけではなく、咬筋=噛む筋肉を高める効果もあるという。
「顎関節の歪みが取れ、咀嚼力も高まっていきます。目や顎など、顔のトラブルをスッキリさせてくれるので、こうしてテニスボールで首をほぐしていくだけでもお薦めですね」

メトロノームのポーズで腰を引き締めよう!

【写真3】テニスボールを首に当てたまま仰向けに 【スポーツナビDo】

 もちろん、テニスボール・エクササイズはこれだけでは終わりません。仰向けになってテニスボールを首に当てたまま、両ヒザを立て【写真3】の体勢になります。

【写真4】立てたヒザを左右に倒して腰周りのエクササイズ 【スポーツナビDo】

 そこから、【写真4】【写真5】のように両足を左右に倒す「メトロノームのポーズ」。首を固定して、ヒザが地面にペタッと着いてしまわないように気をつけてください。これを繰り返すことで、腰周りを引き締めるエクササイズもプラスされるというわけです。

【写真5】ヒザが地面につかないように気をつけて 【スポーツナビDo】

「私は個人的にこのエクササイズが一番気持ちよく効きますね」と、やすよさんが言うように、なるほど、コレはすごく気持ちよくてスッキリします。また、前回に引き続き個人的な話で申し訳ないですが、実は僕、顎関節症の兆候があってたまに口が開かなくなるときがあるんです。なので、これからテニスボールでしっかりと首の後ろをほぐしていこうと思います。そしてメトロノームのポーズを加えることで、気になる腰周り、お腹周りも引き締めることもできて一石二鳥ですね!

 と言うわけで、疲れ目や顎関節症の傾向がある人は、ぜひお試しあれ。

 次回は、股関節周りを刺激して骨盤を調整し、冷え・むくみなどを撃退するペルビックリリースを紹介します。お楽しみに!

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

後藤康予(ごとう・やすよ)

1985年生まれ、山形県出身。学生時代は短距離走やハードル、駅伝の選手として活躍。
自身のダイエット体験などボディーバランスを整えるためのトレーニングメソッドを勉強しながら、ヨガの指導者ライセンスを取得。ヨガを続けることで、身体に負担の少ない、自然な体型の変化や気持ちのリセットが出来る指導で人気。サイパン、バリ、タイなどでもヨガレッスンの経験有。社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)認定ヨガインストラクター、全国商業協会主催全商簿記実務検定1級、全国美容師国家資格。

取材協力 コアフォレスト

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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