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お尻の横ゴロゴロで歩行が楽チン　テニスボール・エクササイズ（５）

スポーツナビDo 2014年11月26日 9:25

【スポーツナビDo】

お尻の横をほぐしながら、脇腹を引き締める

　テニスボール（硬式）とヨガのポーズを組み合わせた新感覚のお手軽エクササイズ。前回は、ヒザの裏と関節をほぐしながら、お腹を引き締める「Ｖのポーズ」を紹介しました。

　今回紹介するのは、お尻の横をほぐしながら、脇腹を引き締めるポーズ。レクチャーしていただくのは、美人ヨガインストラクターのやすよさんです。

中殿筋は歩行のバランスを司る筋肉

【写真１】テニスボールで刺激する場所はココです【スポーツナビDo】

　では、さっそく実践！　【写真１】のようにお尻の横にテニスボールを当てます。

【写真２】そのまま横になり、床をお尻でボールを挟むように【スポーツナビDo】

　そのまま横向きになって、【写真２】【写真３】のようにお尻と床の間にボールを挟み、前後にゴロゴロしましょう。こうすることで、お尻の横の筋肉がほぐれていきます。

【写真３】この体勢で前後にゴロゴロ、特に硬くなっているなぁと思う箇所を入念に【スポーツナビDo】

【写真４】さらに足を上げるポーズをプラスして脇腹を引き締める効果も【スポーツナビDo】

「お尻の横の筋肉のことを中殿筋（ちゅうでんきん）と言います。歩くときなどにバランスを司る筋肉で、意外と硬くなっている人が多いんです。そのコリをテニスボールでほぐしていきましょう」とやすよさん。

　さらに、【写真３】の体勢から、上になっている足を上げるポーズをプラス【写真４】。
　ゆっくり呼吸をしながら、５カウントを目安に姿勢をキープしてください。これにより、お尻の横や脇腹を引き締める効果も加わります。

歩行がスムーズ、腰痛予防にも

「テニスボールで下になっている足の中殿筋をほぐしながら、上げた足の脇腹やお尻の横も鍛えられているんです。左右のお尻の横を交互にほぐしたり鍛えるたりすることで、歩くとき、走るときのバランスが良くなり、歩行がスムーズになるのはもちろん、踏ん張りも効くようになりますよ」

　実際に左右の中殿筋にテニスボールを当ててみたところ、僕は右側の方が痛かった。これはきっと左右のバランスが崩れているから、右側により負担がかかっていたのだろう。中殿筋が硬くなったままだと、姿勢がますます悪化し、腰痛の原因にもなると聞きます。腰痛持ちの僕としては、なおさらこのエクササイズを頑張らなくては……と強く思いました。と言うわけで、お尻が少しこってるなぁ、硬いなぁと感じているみなさん、ぜひお試しあれ。

　次回からはテニスボールを２つ使ってのエクササイズ。お尻をほぐしながら、股関節周りを柔らかくする「合せきのポーズ」を紹介します。お楽しみに！

（取材・文：森永淳洋／スポーツナビ）

後藤康予（ごとう・やすよ）

1985年生まれ、山形県出身。学生時代は短距離走やハードル、駅伝の選手として活躍。
自身のダイエット体験などボディーバランスを整えるためのトレーニングメソッドを勉強しながら、ヨガの指導者ライセンスを取得。ヨガを続けることで、身体に負担の少ない、自然な体型の変化や気持ちのリセットが出来る指導で人気。サイパン、バリ、タイなどでもヨガレッスンの経験有。社団法人国際ホリスティックセラピー協会(IHTA)認定ヨガインストラクター、全国商業協会主催全商簿記実務検定1級、全国美容師国家資格。