ランニングフォームは3つのポイントで決まる
【青山剛】
走るまでの手順は「駒回し」と似ている
【Getty Images】
・正しい駒を作る=正しい姿勢で立つ
・正しくひもを巻く=ストレッチ、体幹スイッチを行う
・正しく駒を回す=体幹を使って走り出す
つまり、正しい回転軸がある駒を作り、きちんとひもを巻き、あとは回せばいいだけ……これがランニングと似ています。この手順を踏めば、その駒は長く回る(=長く走れる)し、速く回る(=速く走れる)こともできるのです。
走り出してからあれこれ修正はNG
そういったランナーは、走り出してからあれこれ修正しようとしています。それが悪循環の始まりです。しっかり駒が正しく回る準備ができていないのに、回り出してからその駒を修正しようと手を付けてしまうため、駒の回転が落ちたり、バランスを崩したり、揚げ句の果ては回っていられず倒れてしまうのです。
駒が回っていられないとは、足が痛くなったりして走り続けられないということ。そして倒れてしまうとは、体が限界、また故障して走れなくなることです。