急に走るのは危ない!? まずは通勤をエクササイズに変えよう!
【青山剛】
社会人になって久しく運動から遠ざかり、体の硬さや肩こり、腰痛を少しでも感じている方は、残念ながら「走れるカラダ」になっていません。そのまま走り出すと、ケガをするリスクが相当高まります。
あなたは正しく歩けているか?
【Getty Images】
正しく歩けていれば、それはランニングにつながる「エクササイズ」となりますが、正しくなければ、多少カロリー消費をしたとしてもランニングにつながらない、単なる「移動」になってしまいます。
そこで今回は通勤時の正しい歩き方を行っていきましょう。まずは悪い(=正しいランニングにつながらない)通勤での歩き方の例です。
通勤時の悪い歩き方
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
それでは、正しい(=正しいランニングにつながる)通勤での歩き方です。通勤時はもちろん手ぶらは少なく、カバンをどちらかの肩にかけたり、手で持ったりしていると思いますので、それを考慮した歩き方を行って行きましょう。
通勤時の正しい歩き方
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
また、カバンの持ち手を変えることで、左右のバランス崩れも防ぐことができ、また、片手ずつしっかり意識した「腕振り」を行えます。
階段を積極的に使うことが大事
電車を降り、上り階段が近づくと、9割の方はエスカレーターに乗ってしまいます。私はいつもそれを見て、もったいなあと思ってしまいます。階段はあまりフォーム的なことは難しく考えず、積極的に利用するようにしましょう。唯一チェックすると、それは上り階段は「かかとを落とさない」ことです。
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
【撮影:真崎貴夫】
ちょっと仕事で疲れていて「上りはちょっと……」という時でも、下り階段だけでも使うようにしましょう。後々、ランニングを始めた時に「着地時に使う筋肉の準備」をしておくことができます。
「忙しくて練習時間がない」と言っている方に限って、通勤で正しく歩かず、エスカレーターにすぐ乗ってしまっています。ちょっと慣れてきたら、ひと駅手前で下車して少し長く歩いたり、オフィスビルも階段を使うようにしていきましょう。きっと今後、ランニングを始めた時に、ケガのリスクも減り、正しいフォームに早く近づくはずです。
(撮影:真崎貴夫)
<次回は正しい歩き方(運動着=ジャージ編)>
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