進撃の巨人なりきりエクササイズ 聖地でアニソンダンス教室

スポーツナビDo

【スポーツナビDo】

話題のアニメ系エクササイズ

一抹の不安を抱えながらアニソンダンス教室に参加 【スポーツナビDo】

「なんか、アニソンダンスっていうエクササイズの教室があるらしいんだけど、そういうの好きでしょ? 取材に行って来てよ」

 ある日、スポーツナビDo“鬼の編集”K先輩から右肩をポンポンとたたかれながら、そんなことを言われた。いや、あのですねぇ、僕はももクロちゃんと日曜テレ朝のスーパーヒーロータイムが好きなだけであって、アニメ関係は詳しくなくてですねぇ……と言ってる間に取材に行くことが決まってしまった。

「まあ、オレもいっしょに行くからさ。あ、もちろんダンスやるんだから、運動する服で来てよ。ジャージとももクロのTシャツで大丈夫だから」

まずはCozue先生がお手本、さすが決まってます! 【スポーツナビDo】

 そんなこんなで当日。アニメと言えば、もちろん場所は聖地・秋葉原。ダンスとは無縁のまま過ごし、リズム感もあるとは思えない30代後半男(まだアラフォーとは認めていない)で大丈夫だろうか? ももクロの『Chai Maxx』ならどうにか踊れるけど……と一抹の不安を抱えながらレッスンがスタートした。

 指導してくださるのは、ハロープロジェクト系のアイドルの振り付け指導経験があり、自身もダンサーとして数々のステージで活躍している美人講師のCozueさん。まずはストレッチで入念に体をほぐしながら、いよいよ振り付けの練習へ。

「立体起動装置で飛ぶイメージで」

『進撃の巨人』の世界観をダンスで表現、それだけにファンならば振り付けも覚えやすくなっている 【スポーツナビDo】

 今回使用する楽曲は、大ヒットアニメ『進撃の巨人』のオープニング曲「紅蓮の弓矢」。紅白歌合戦でも演奏されたあのアガる名曲だ。そのサビの部分を中心にCozue先生オリジナルの振り付けを覚えていくのだけれど、いわゆるヲタ芸ではなく、本格的なダンスの動きを取り入れている。

 それだけに体重移動や動かす腕・足の左右が分からなくなったり、横にステップを踏むだけでも混乱したりと、最初は大苦戦。僕の運動神経とリズム感はここまで退化していたのか……軽くショックを受けましたが、Cozue先生が最初はスローテンポで丁寧に教えてくれるから、反復練習するうちに何となくサマになってくる。そして、ココからがアニソンダンス教室の重要ポイントだ。

Cozue先生の明るく丁寧な指導で、みなさんの上達も早い! 【スポーツナビDo】

「楽曲先行で歌詞に乗せるように振り付けを考えています。それに使用する曲のアニメを、私もイチから全部見直して、そのアニメの世界観をなくさないようにしています。逆に、私がそのアニメにハマっちゃうくらいなので、その分、振り付けにも気持ちが入っていますから」(ミカサ推しのCozue先生)

 つまり、「立体起動装置で飛ぶイメージで」「ここはまさに巨人を“屠る”動き」「心臓を捧げる敬礼ポーズを」と、『進撃の巨人』ファンならばすんなりと入っていける振り付けが随所にちりばめられている。そういうわけだから、自分なりにうまく踊れたと思ったときには、まるで調査兵団の一員になった気分ですごく楽しい。『進撃の巨人』一夜漬けの僕ですらこうなのだから、ファンならアニメとダンスが融合した世界観に没頭できること間違いなしだろう。

振り付けはカタルシス的な面白さ

うまく踊れたときには調査兵団になった気分! 【スポーツナビDo】

「ネットでたまたま見つけたんですけど、アニソンでダンスって珍しいなぁって思ったことと、運動不足で体を動かしたいと思って、今日は友だちを誘って来ました。聞きなれた曲だし、振り付けが歌詞に合っていて、ストーリー性もあるので覚えやすかったです。ただ、自分のダンス自体はまだ駐屯兵団かなっていう感じの出来ですけど(笑)。すごく面白かったので、また機会があれば参加したいですね」
 そう取材に応えてくれたのは、リヴァイ兵長推しのマッツンさん(女性)だ。一方、アニメーションというダンスのジャンルについて検索していたら、たまたまこの教室を見つけたというジュンさん(男性)は、『進撃の巨人』はもちろん好きだけど、「この曲でどんなダンスをするんだろう」というダンスそのものへの興味から参加したという。

「自分がいつもやっているダンスよりもリズムが速いので、最初は追うので精いっぱいだったんですが、途中から、これはメロディを追うのではなく歌詞を追うものなんだなと思いました。すごく斬新な感覚がしましたし、振り付けはカタルシス的な面白さがある。そのアニメのファンだったらかなり盛り上がれると思いますね」

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習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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